ちょっとわけがあって群馬県高崎市白岩町にある長谷寺に行ってきた。途中道に迷って地元の人に尋ねたのだが「ちょうこくじ」では通じなかった。「長い谷の寺と書くんですが」「ああハセデラか」。なるほど地元ではハセデラと呼ばれているようだ。
坂東札所十五番、役行者も修行したとされた古刹は静かであった。私の他にはハイカーのおじさんが一人だけであった。以前京都国立博物館で「遊び」に関する特別展を拝見したことがある。札所めぐりなどの遊山は最高の遊びだったとか。世が世であればこのお寺も非常に混雑したのだろうな、と感慨にふけった。
ここは現在は高崎市だが平成の大合併によるもので、もとは旧榛名町のようだ。私は当日バイクで訪れたのだが、榛名山の南麓はカーブとアップダウンもあってツーリングには持ってこいだ。また訪れてみたい。
途中、「里見氏を大河ドラマに」というのぼり旗をみた。「里見?南総里見八犬伝なら知っているが」と思ったらなんと里見氏の一族のようだ。
うーむ、ちょっとインパクトに欠けるような…。それなら我が郷土の渋沢栄一を…。
田舎者にはお国自慢が尽きない。