少し前に以下の記事がはてなブックマークの人気エントリーにあがっていた。
また都会人が好きな田舎者バッシングかな、と思ったのだが、対象はそうではなかった。
しかしこの記事を読んで思ったのだが、都心もそういう状態なのだろうが、田舎の道も、特に通勤時間帯は結構ヤバいんではないかなということだ。
昨日、細い路地から一般国道へ出たときもそうだった。小型乗用車のあとをついていったのだが、広い国道に入っても 30km/h から 40km/h で流されてしまった。もちろん国道の制限速度は 50km/h、片側一車線である。余裕をみて本線流入したのだが、後続のトラックがどんどん近づいてきて焦ってしまった。追い禁止車線であり対向車があったので我慢したが前のノロノロ走る車を追い越したかったくらい。
運転者はどうやら年配の女性のようであった。
十年くらい前も、稀に車の流れに乗れない運転者はいた。しかしここ数年、通勤時間帯にもかかわらず初心者のような運転をする者が徐々に増えてきた観がある。
最近特に増えたと感じるのがセンターラインの踏み越えだ。カーブしている部分で対向車がセンターラインを越えてくることが多い。うちの近所では、そのせいかセンターラインに沿って短い斜め線が引かれ、中央を強調するようになった。
正確に統計をとっているわけではないので推論というか与太話の域を出ないのだが、私は労働者の高齢化が影響しているのではないかな、と思っている。私の職場でも若手の採用を控えて、すでに退職した団塊の世代の方達を再雇用している。多くの職場でそのような傾向があるのではないだろうか。
自分もいずれそうなると思うのだが、年をとると反射神経が鈍くなる、視力も落ちる。連続するカーブで道路に沿って運転するというのも苦手になるのかもしれない。
また大体高齢ドライバーはスピードを出さない。それはそれで結構なことなのだが時と場合にもよる。前述のようなことで肝を冷やすようなことも起こりうる。場面、場面に応じた運転をしてもらいたいものだ。
最初に紹介した文では老人排除という観点は全くないのだが、私が感じている範囲では、田舎で増加傾向にある高齢のドライバーの問題も結構深刻な問題かなと思っている。
仕方がないので、十分に車間をとって、なるべく「危ない」運転をするクルマには近づかないように心がけている。
そういえば数年前に止まれの標識がある方の脇道からクルマが停車せずに飛び出してきたこともあった。田舎道の運転も最近は結構神経が磨り減るものである。