田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

連休中、畑仕事を手伝っていた

 連休中、義父の畑仕事を手伝っていた。義父は専業農家でいろいろな方から土地を借りていて、人手が足らないと言っていたので畑仕事のお手伝いを買って出た。私は2日間で延べで1町弱の畑で作業をした。作業内容はトウモロコシの苗の防寒対策としてトンネルというビニールの覆いをかけてあったのだが、その片付けである。


 素人が農作業をしてみての感想など。

  • とにかく体が痛い。特に腰のあたり。やはり慣れない肉体労働は体にこたえる。
  • うちはビニールの巻きとりなどはトラクターの付属機能でやり、近所の農家と比べても機械化している方だと思うが、やはり人手に頼らなければならない作業がある。(例えば、トンネルのビニールは人手で地面から抜かないと機械でも巻きとれない。)
  • 早春の荒天で畑がかなり水分を含んで固まっていた。非常に作業がやりにくい。生育不良の苗もたくさんあった。天候の影響はかなり大きい。


 数年前、ニートの人たちに農作業をやらせてみては、と言っていた評論家や政治家がいたと思ったのだが、実際自分でやってみて、作業の内容にもよるかもしれないが、ほとんど無理だろうと思った。

 農業はやりようで結構おもしろい産業だと思うが、とにかく肉体労働はつらい。簡単に機械化できるようだと、とっくの昔に企業が参入していのかもしれないが。


 しかしうちの義父も元気とはいえ、まもなく70歳代だ。他の農業従事者も似たり寄ったりの歳だと思う。あと数十年したら日本の農村は様変わりしているのではないかとも思った。