私のブログは更新回数が減ってしまった上に否定的なことばかり書いているが、とにかく私は花火が嫌いである。もちろん最初から嫌いではなかった。子どもの頃は大好きだった。農村地帯にある今の場所に引っ越してきた頃はよく2階のベランダに上がって近所で行われる花火をみたりしていた。なぜ花火が嫌いになってしまったか。回数が多いからである。
たしか私が子どもの頃はウチの近所では熊谷の花火しかなかった。電車に乗って見に行った記憶がある。それがいつしかあちらやこちらの自治体でもやり始め、7月の下旬から8月にかけて毎週末花火大会が行われるようになってしまった。最初は物珍しさもあって見ていたが、そう何回もやられるといい加減飽きる。第一うるさい。あの花火の重低音というのは余計遠くまで届くような気がする。窓をあけておくとビリビリ響くような感じがする。近所で花火があるときは窓をしめきって冷房をかけておいてもビリビリ響く。花火大会は大概週末だ。週末くらいゆっくり寝かせてくれよ、と思ってしまう。(ちなみに私は早寝できるときは早寝である)
関東平野北部に位置する我が家は真っ平らな地面に建っている。田舎なので高層ビルなどない。遠くまでよく見渡せる。利根川対岸の群馬県で打ち上げられた花火も埼玉県の我が家から見えるときがある。そんな状況だから毎週末花火大会…というような状態になる。花火好きには結構なことかもしれないが、だから余計やかましいのだ。
ところでこの記事を書こうと準備していたら、複数のメディアがあちこちの花火大会が中止になっているというニュースを伝えていた。
宝塚、神奈川...警備費に金がかかり中止あいつぐ花火大会 花火費並みのケースも : J-CASTテレビウォッチ
マナー違反や費用の問題で花火大会の中止が相次ぐ 手持ち花火も高値に - ライブドアニュース
花火の費用が捻出できない、花火見物客の一部のマナーが悪く近隣住民が反対する等の理由があるようだ。
花火大会が中止になったらなったで残念がる声も少なくないだろう。私も近所の花火大会が中止されたら…いや、そのほうが良いや。とにかく静かな夜が私には何よりも最高だ。