田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

電波腕時計の針がズレてしまった

 6年くらい前にネット購入したソーラー電波腕時計の秒針がズレてしまった。針を動かすための竜頭が付いていないタイプで困ってしまった。新たに買いなおそうかと思ったのだが、メーカーのサイトを検索したら説明書が見つかり、何とか治すことができた。その顛末を書いてみる

 電波時計でも秒針がズレる!

 まったく油断していた。ソーラー電波時計であれば秒針は自動的に合うと思いこんでいた。秒針がズレることがあること自体全然想定していなかった。もちろん強制的に電波受信させて補正する仕組みはある。しかしそのボタンを押しても秒針が正しい位置を示さなくなってしまったのだ。私の腕時計は時計面に小さな液晶があり時刻表示もできる。そちらは正しい時刻を示している。つまり内部の時刻データは合っているのだが秒針がその時刻を指さない状態になってしまったのだ。

 私が使っているソーラー電波腕時計は Q&Q のソーラーメイト。6年くらい前のモデルなので現行型とは異なるようだ。とにかく当時 Amazon で6千円くらいで買った安物だ。1万円以内でソーラー電波腕時計が買えるのかと驚きながら購入したことを覚えている。安物だから仕方ないかと思っていたのだが、結局はネットで説明書を見つけることができて最終的には修正することができた。Q&Q はシチズンのブランド(セカンドライン)のはずである。やはり廉価版といえどもシチズンなのかな、と感じた。

2週間ロッカーに放置

 実は秒針がズレた原因と思われるできごとはあった。2週間位ロッカーの中に入れっぱなしにしてしまったのだ。置いてことをすっかり忘れてしまい、なくしてしまったのだと思いこんでいた。私はよく物をなくす。だから腕時計も安物をいくつか持っている。自分のそそっかしさが今回のことの本当の原因だ。

 金属製のロッカーの中は恐らくは静電遮蔽に近い状態なのだろう。日光も電波も届かない状態が2週間も続いたのだから時計も狂うもの当たり前だろう。

 ところで私は時計を発見したあとよく日光にあてたのだった。だからソーラー電波であれば時刻同期できただろうと思いこんでいた。たまたま聞いた時報で時計の針がズレていることに気づいたのは私がロッカーの中からこの腕時計を発見してから既に2ヶ月は過ぎたあとだった。

 

ウェブ検索で取扱説明書をみつける

 最初にも書いたがこの腕時計は針を動かす竜頭(りゅうず:ボタン状のツマミ)が付いていないタイプでどうやったら針の位置を補正できるか全くわからず非常に困ってしまった。ダメ元でウェブ検索したところ私の腕時計の説明書と思われるものを見つけることができた。私のは UP02 というモデルに近いもののようだ。

取扱説明書 | Q&Qウオッチサイト


秒針を合わせるのに一苦労

 実を言うと時計の針を基準位置に補正するのも大変だった。私の腕時計には4つのボタンが付いているのだが、その一つを2秒以上押すと針の補正機能が作動する。この機能が動作を始めると秒針がくるくると回転し始めそれに合わせて分針、時針も動き始める。作動中秒針が時計面を一周するのが約1.5秒くらい。秒針が1周すると分針が1分進む(当たり前か)。そこで針を12時0分0秒の状態(つまり3つの針が上を指した状態)で別のボタンを押すと補正完了なのだが、これが非常に難しい。

 秒針の回転を止めて1秒ずつ進ませる機能のボタンもある。そこでなるべく12時0分0秒に近い、例えば11時59分30秒くらいで回転を止めてあとは1秒ずつ進ませようとしたのだが、ボタンの微妙な押し込み方で秒針が止まらず、12時ちょうどを超えてしまうことが2回あった。この時計の針は逆回転しないのでうっかり12時を超えてしまうと大変だ。時針が一周する約18分くらい待たないとまた11時59分近くにならないのだ。12時の手前に針の回転を止めて、それから1秒ずつ進ませるという作業を3回する羽目になってしまった。手先が器用であればすぐに補正できたのだと思うが、手先が不器用で老眼の私は大変な目にあってしまった。正直二度とやりたくない。

 

取扱説明書のデータは確保しておくべき

 今回の教訓は、取扱説明書のデータがウェブにあってよかったという点だ。もちろん製品を購入した際、紙の説明書は付属してくる。しかしそれはなくしやすいものだ。几帳面な方はきちんと保管しておくのだろうけど私にはそれがなかなかできない。

 次回から何か複雑な機構の製品を購入した際は購入直後にウェブ検索して取扱説明書のデータがあればそれを保存しておこうと思う。今回の腕時計の説明書は私の Dropbox に入れてある。次に買うものもそうしたい。

 それから繰り返しになるが今回はメーカが取り扱い説明書をウェブ公開していてくれて非常に助かった。製品購入の際は説明書などのデータがウェブで見られるかどうかも選択の基準としてみたい。