田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

恋愛をしない若者たち

 田舎道をマイカー通勤している。音源はラジオしかついていないクルマに乗っているので行き帰りにラジオを聞くことが多い。私は野球をはじめスポーツ全般が好きではないので、FM以外の民放ラジオを聞くことが少ない。NHKラジオを聞くことが多い。先日、11月2日に「先読み!夕方ラジオ」で「増える恋愛しない若者たち」という特集を放送していた。帰宅時に偶然耳にしたのだが、その内容に驚いてしまった。今ならば放送のアーカイブをネットで聞くことができる。

先読み!夕方ニュース - R1 NHKラジオ第1

 

  出演者のうちキャスターの黒崎瞳さんは若い方、たしか三十代の方だと思うが、番組ではゲストの牛窪恵さんや黒崎さんの意見と他の比較的年配のキャスターたちで意見が対立していた。キャスターの畠山さんが黒崎さんの恋愛に対する意見に笑い出してしまう場面もあったのだが、逆に黒崎さんは「なぜ笑うのかがわからない」と言い出す場面も。実を言えば私も黒崎さんたちの言うことが全然理解できなかった。いわく「恋愛はリスク」、「恋愛はコスパ(コストパフォーマンス)が悪い」、「恋愛は人を成長させる、ということがわからない」等々。

 私はコストなんて全然意識せずに、好きな人に恋をして、そして大概の場合ふられ、また恋をして…と繰り返してパートナーを見つけたものだ。そもそも恋愛というのはそういうものであって、「リスク」だなんてただの一度も考えたことがなかったけどね…。

 

 はっきりとわかったことは今の若者は我々昭和生まれの者とは恋愛に対する価値観が全く異なるということ。その背景にはどうやら長引く経済不況、右肩下がりの時代に生まれ育った世代の明日の生活に対する不安などがあるようだということ。私達の世代は恋愛して結婚して家庭を作るというのが共通の価値観としてあったと思うが、現代の若者は今の生活を維持することが優先、添い寝をする者やセフレもいるが仲間の人間関係を悪くしてまでも恋愛や結婚をしたくない、ということのようだ。想像力を目一杯広げても正直よくわからない。とにかく、恋愛しない、結婚をしない者が増加しているということの原因を若者たちの価値観の変化だけに押し付けるのは間違いだという感想は持った。

 

 結婚をしない者の増加、少子化は社会的にマイナスだろうか。私は最近になって「人口オーナス」という言葉を知った。

人口オーナス(じんこうおーなす)とは - コトバンク

人口構成の変化が経済にとってマイナスに作用する状態。オーナス(onus)とは、「重荷、負担」という意味。

 

 好ましくない傾向と言わざるを得ない、と個人的には思っている。

 

 ところで今の若者世代は、自分の人生の最期がどのようになると想像しているのだろうか。順当にいけば自分がこの世を去るときには自分の親は既にいないはずだ。家庭を持とうという欲求は本当にないのだろうか。私は父を看取ってきた。結局のところ人間はひとりで死ぬのかもしれないが、それでも血縁の者がいない孤独死だけはゴメンだと思っている。今は何とか子どもを授かったので、おそらくはそういう最期は迎えずに済むかなとも思っている。

 実家の近所に資産家が何軒かある。いずれも子どもが多い。もし現代の若者が経済的に安定していたら、きっと恋愛をして結婚をして子どもを設けるのではないだろうか。いろいろと理由はあるのだろうけど、結局はお金、経済問題に行き着くのではないだろうか、とも思う。

 

 それからたしか黒崎キャスターは今年度からの同番組のメンバーに加入された方と思うが、意見の多少異なる方が番組構成員にいるということで番組に幅が出るな、という感想も持った。