田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

食事の日記

 こちらのブログはすっかり不定期、というか不更新に近くなってしまった。しかし6月21日の日曜日、たまたま運転中のクルマで聞いた J-Wave でのロバート・ハリスさんのVITAGE GARAGE という番組が興味深かった。

 小説家の山本一力さんがゲストでハリスさんと対談していたのだが、その中で山本さんが池上正太郎さんの言葉を引用していた。毎日の食事を記録しろ、そうすれば毎日三行でも書ける、それが日記になる、というような内容だった。その後たしか、人間は食事のような何気ないことでも読み返すときにその前後にあったことを思い出すものだ、また毎日続けることによって文章力がつくというような話があったと思うのだが、用事でクルマを降りてしまったのでそのあとを聞いていない。しかし妙に印象に残った話だった。

 十数年前に私は父親を病気で亡くしている。葬式の準備で母と父の遺品を整理したことがあった。その中で父の手帳が出てきたのだがほぼ毎日ビッシリとその日にあったことをメモしていた。退職後は若干空白の日が増えていたようだがそれでも毎週何かを書き留めていたようだ。父の生真面目さや几帳面さが見て取れるものだった。両方とも私に遺伝することはなかったようだが。その手帳は母の指示でお棺に入れて一緒に荼毘に付されてしまった。今にして思えば残して置きたかったような気がする。

 そんなこともあって私も一日の食事の内容を書き留めることからはじめてみようと思った。三日坊主にならないことを祈りながら。