田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

老母が入院した

 この8月に私の79歳になる母親が自宅近所で転倒した。今は手術を控えて入院して安静にしている。

 十数年前に父を亡くし、私の結婚を機に一緒に暮らそうと母に伝えていたが、気兼ねをしない一人が良いと、母は私の実家で一人暮らしをしていた。田舎町なので自動車の免許を持っていない母には自転車が欠かせなかった。買い物に自転車で帰宅途中、自宅そばで転倒してしまったらしい。はじめは軽かったようで最初にかかった町医者で飲み薬と湿布を処方してもらった。数日してさらに痛み出し、病院を変えてX線で診断してもらったら大腿骨頸部外側骨折と診断された。今は金属の補強を骨に入れるための手術に備えている。

 父を亡くしたときも思ったのだが、平穏な日常生活は永遠に続きそうな錯覚を覚えるがいつかは必ず終わる。自分が子どもの頃は遠い将来のように思えたが、ある年齢を過ぎるとそれも非常に短く感じられるようになる。
 母の受ける手術は症例も多く、リスクに関する医師の説明は受けたが、おそらくは無事退院できるのではないかと思っている。ただしリハビリは長いだろう。それから母はもう二度と自転車には乗れない。それから、ひょっとしたらこれを機にいわゆるボケが進む可能性も十分に考えられる。父が亡くなった時に考えていたことがいよいよ現実となってきた。そして私自身もいずれは…。

 

 母の転倒事故に思ったことなどを二、三書いてみる。

(1)最初から大きい病院にかかればよかった。
 最初にかかった医者に放射線撮影の設備がなかったことが悔やまれる。あるいは早めに骨の異常を発見して安静にしていれば骨折までにはいかなかった可能性がある。普段から母が懇意にしている医者なのでかかったのだが、老人の転倒はすぐに骨折を疑うべきだった。絶対に放射線技師のいる医者にかからせるべきだった。これは悔やんでも悔やみきれない失敗だった。

(2)高齢者の多くは骨粗鬆症である。
 田舎の農村では背中の曲がった人を多く見かける。うちの親戚の女性はほとんどそうだ。その中でうちの母は背中がまっすぐだったので、すっかりそうだとは思わなかった。レントゲン写真をみると母の骨も影が薄かった。「骨粗鬆症ですね。50歳以降の女性のほとんどはホルモンバランスの影響もあってこれになります」とドクターに言われた。

(3)規則正しいバランスのとれた食事と定期的な運動
 本当にこれは大事だと思った。うちの母の場合、数年前に飼い犬を亡くし朝夕の散歩をしなくなったことも大きく影響しているはずだ。彼女はワンちゃんがいなくなってからめっきり老けたように見えていたから。遅ればせながら私も毎日は無理なのだが週末には運動をするように心がけている。それから就寝より2時間前からは食べ物を口にしないようにしている。ドクターに勧められたからだ。

 

 今は休みとなると実家の草むしりをしている。庭付きの田舎の家なので、少しでも目を話すと草ボウボウになる。本当は除草剤を撒いてしまいたいのだが、彼女は草花をたくさん植えているのでそうもいかない。というかどれが雑草でどれが花を咲かせる草なのか全然区別がつかない。適当に抜いてしまっているんだが。

 実家の草むしりをしていてセミの抜け殻をたくさん見つけた。もう夏も終わり。人生に於いても…。

 いつかはしようと思っていた自分のネットサービスのアカウントやパスワードのメモを作って子どもに在り処を教える作業も、そろそろ真剣に取り組まないといけないかもしれない、とツクツクホウシを聞きながら考えた。