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田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

ハウスの片づけを手伝った

私は複数のメーリングリストに所属しているのだが、地元の大学を中心とした勉強会のMLでこの2月の記録的な大雪で倒壊した農業用ハウスの撤去をボランティアとして手伝ってくれないかとの書き込みがあり、先週末半日だけだったのだが手伝ってきた。投稿者は普段見かけない名前だった。後でその大学の関係者だったことを知るのだが基本的にMLというのは誰が購読しているかがよくわからないものだ(コマンドで受信者一覧を取り出せるものが多いが、そのMLは管理者以外はできない仕様だった)。

 

事前に告知された地図で現地に到着。血洗島(ちあらいじま)という恐ろしい響きの地名だが、関東平野の北端の静かな農村である。明治の実業家渋沢栄一の生家がある地で深谷ネギの産地である。今年の2月14日の雪では隣接する熊谷市では積雪62cmを記録し、当地の深谷市では農業用ハウスの8割以上が倒壊したと報道された。すでに Wikipedia にも項目が作られている。

  平成26年豪雪 - Wikipedia

 

深谷市ではいまだにあちらこちらに潰れた農業用ハウスが放置されているのが見られる。撤去作業にかかっているものも見られるが手つかずのままのものも少なくない。近所では借金をしてハウスを作った直後に大雪で潰れた農家もいるとの話。農業従事者の高齢者もあって離農する者も少なくないのかもしれない。

 

関東北部というと普段から雪がよく降ると思われる方もいるかもしれないが、山沿いと違い平野部はそんなことはなく、むしろ降雪は少ない。大学時代東京へ電車で通学したが、こちらは積雪がないのだが東京は雪が積もっているということもしばしばあった。私は半世紀以上生きているがこの地でこんなに雪が積もったのは生まれて初めてだ。

この写真は2006年1月に近所の利根川の土手で撮影したものだが、なんと雪が降った翌日である。冬は赤城おろしと呼ばれる日本海側から吹く強風によって少しぐらいの雪はあっというまに乾いてしまう。冬季は非常に乾燥した土地だ。(そしてどういうわけか夏は非常に蒸し暑い)。

自宅付近のフラットダート(利根川)

 

普段から雪に慣れてなく準備がされていないことと、当日は未明に雪がみぞれ混じりの重い雪になったことが相まって、ハウス等の倒壊が相次いでしまったようだ。

 

当日、何人かは潰れたハウスの飴のように曲がったフレームに登り上でビニールの撤去作業をしたが、私は身が軽くないので(笑)、地上で側面部分のビニール剥がしを行なった。赤城おろしが吹き荒び作業が非常にやりづらかった。

私はそれほど作業に貢献したとも思えなかったのだが、最後は近くに植えてある野菜を自由に採っていって良いと言われ、最近は高値の野菜を持ち帰させてもらった。ホウレン草の葉が柔らかくおいしかった。

 

後日MLで知ったのだが、私達がハウスの片づけをした農家は大学関係者のグループが東日本大震災の支援に現地入りしたときに野菜を提供してくれたところだったようだ。いわばそのときの「お礼」を兼ねていたようだ。

奇しくもこの記事を書いているのは3月11日。あれからちょうど3年。私は募金以外は何もしなかったのだが、ほんの少しだけ貢献できたかなと思った。