田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

カダフィが拘束、殺害されたのだが

 リビアのかつての最高指導者カダフィがとうとう捕まり殺された。私は国際情勢にもまったく疎いのだが、今後のリビアの情勢は不安定になりそうだくらいの感想は持った。ところで気になることがある。外電などを見ると英語表記が大概 Gaddafi であるのに日本語では「カダフィ」だ。英語の綴りからはガッダフィのような音になることが想像されるのだがなぜなのだろう。


 Wikipedia を読むと彼のアラビア語の名前の他言語への音訳にはいろいろあったようだ。(第一、Wikipediaの項目名からしてムアンマル・アル=カッザーフィーで、すでにカダフィではない。)脚注から引用すると…

井上ひさしの『ニホン語日記』によれば1969年の革命でにわかに政権指導者になったとき、欧米メディアの「カダフィ」のローマ字表記は7つから8つあったという。冠詞の "al" をつけるか否かやイニシャルだけで G, Q, K などが使用される(リビア方言では正則アラビア語の q の文字は g, k, kh と3通りに発音される可能性がある)ためで、実際に海外主要メディアにおける表記は40種前後もあり、さらに個人名ムアンマルの表記のヴァリエーションも含めれば更に総数は増える。

 なるほど。いろいろな言葉に翻訳されれば綴りがたくさん出てくるのは当たり前だが、彼の場合はおそらくその揺れが大きい人だったのでしょうね。彼自身も複数の英語表記を使っていたようだし。


 英語版の Wikipedia で下記の画像を見つけた。わかりやすい!

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/math/3/c/6/3c642f3123a34a2b7372d0ff0a9e57c4.png

(追記)
 私の日記のデザインだと上記の画像の右端が切れてしまうようだ。画像をクリックすると元の画像が全部見ることができる。