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田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

9月7日西武新宿線に乗車中の学生が射殺された

 1958年(昭和33年)の話ですが。

 私はよくクルマの中でNHKラジオを聞くのだが今朝の「今日は何の日」で、1958年に西武線に乗っていた学生がジョンソン基地から発射された銃弾に当たって死亡した、という事件を紹介していた。ジョンソン基地といえば今の入間基地。埼玉県人ながら全然知らなかった。当時すでに戦後13年たっていたがまだそんな状況だったのか!ちょっと愕然とした。

 Wikipedia9月7日の項に記載があった。

1958年 - ロングプリー事件。入間市の米軍ジョンソン基地内を進行していた西武新宿線の電車に向け、ロングプリー三等兵が発砲。乗客の学生1人が死亡。

 ロングプリー事件というのか。

 下記のページにもう少し詳しい記述があった。
ロングプリー事件(1958)

1958年(昭和33年)9月7日、西武新宿線下り電車が狭山市のジョンソン基地(当時)の近くを走行中、突然基地の中から銃撃され、乗客の武蔵野音大生・宮村祥之さん(当時21歳)に当たりました。列車は緊急停車して宮村さんはすぐに病院に運ばれましたが死亡が確認されました。

明らかに基地内からの狙撃ということで、米軍の憲兵隊が基地内で捜査したところ、米空軍のピータ・ロングプリー3等空士(当時19歳)が発砲したものと判明し、いったん米軍側で身柄を拘束し取り調べられます。ロングプリーは空砲で射撃の練習をしていたが、実弾が入っていることに気づかなかったと供述。しかし練習で電車に向けて撃ったというのは道理が通らないため結局「公務外の事件」として、日本側で裁判に付されることになります。

浦和地裁での裁判の結果、重過失致死罪で禁固10ヶ月の判決。被告側が上訴権を放棄したため、これで刑が確定しました。


 非常に軽い判決だが当時としてはこれが限界だったのだろうか。前年には群馬県内で米兵が主婦に声をかけて射殺するというジェラード事件というのも起こっているそうだ(これも私は知らなかった)。

前掲のページには以下のようにも書かれている。

当時はまだアメリカは徴兵制でそもそも意欲の低い兵士が多かったことに加え、根本的に「占領国」に対する米兵個々の差別意識、というより、そこの住民を人間と思っていない意識が背景にはあるというのが多くの人の指摘する所です。


 多少当時よりは薄まっていると思いたいが、沖縄の現状を考えると、日本の戦後はなかなか終わらないなと思ってしまう。