田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

検索エンジンは人の記憶能力を低下させるのか

 以下の記事を見かけた。どうやら検索エンジンにたよると短期的には人の記憶能力を低下させるというような結果が出たらしい。

「Google」は人の記憶能力を低下させるか 《 WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム

7月14日付けの『Science』誌」に掲載された論文によると、新しく学んだ事実をコンピューターに記録した場合、その事実を思い出す確率が下がるという。つまり、オンラインでいつでも便利に入手できると思えば、それについて学んで記憶する意欲が下がるのだ。

 詳細は記事を読んでいただきたいが、これは単に検索エンジンにたよることが人間の記憶力に悪影響があるというわけではなく、「交換記憶」という新たな記憶形態が形作られてているということを示しているらしい。交換記憶とは誰に聞けば知りたい情報を得られるかと記憶というようなことを意味するらしい。


 私にはイマイチ、ピンとこないのだが、とにかく検索エンジンの出現はそれ以前とはまったく違う世界をもたらしている。大げさに言うと「記憶」の意味が変わるくらいの変化ではないかと思っている。


 ところで、子どもの頃に聞いた曲を思い出せずにいたのだが、今夜たまたま検索してその曲名を思い出した。ジョン・デンバーの曲で、タクシーが待っている、というような歌詞の曲だったのだが、検索してわかった。Leaving on a Jet Plane だった。

 検索エンジンがなかったら絶対一生探せなかったと思う。よい時代に生まれたものだ。

 それにしてもジョン・デンバーが飛行機事故で亡くならなかったら、もう少しすばらしい曲がこの世に生まれていただろうな、などと思う夏の夜である。