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田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

初心者が6年間Linuxを使ってきて思ったことなど

linux

 長男が小学校へ進学するのをきっかけに当地に引っ越してきた。本当は家を建てたかったのだが経済的に大変だったのと、「子どもが皆独立したから来れば」と義父が声をかけてくれたこともあって、関東平野の北端の片田舎にあるカミさんの実家に越してきた。
 8Kという都会では珍しい間取りの屋敷に居候することになったのだが、真っ先にしたことは ADSL 回線を引いて PC を組み立てたことだった。自宅サーバを立てたかったのだが、Windows Server がかなり高価だと知り Linux を使い始めた。当時、小学校1年に入学した息子はこの3月にめでたく卒業する。回線もいつしか光回線になった。

 というわけで、私が Linux を初心者ながらに使い始めて6年が経とうとしている。我ながらよく使ってきたものだと思う。息子も小学校を卒業するので、これをきっかけに私の Linux を使ってきて思ったこと、気づいたことなどをまとめてみたい。

Linux は進歩のスピードが早い

 たしか私は Fedora Core 3 から使い始めたと思う。主にはデスクトップ用途に使ってきた。私は90年代後半に少し Linux を使ったことがあった。当時は Windows95 とのデュアルブートというのが当たり前だったと思う。その頃と2005年ころとを比較してもインストーラが格段に使いやすくなっていたと記憶する。とにかく新しい HDD にすんなりと FC3 がインストールされたのに感動したのを覚えている。

 しかし、アプリケーションは多少バギーだったような気がする。アップデートした途端動作が不安定になる、なんてことも度々あったと思う。
 使い始めたときは、とにかく Linux が珍しくてしょっちゅうディストリビューションを変えていた。それぞれに特徴があったが、ときおりインストールされたパッケージがうまく動作しない、ということがあった。(インストールに問題があって依存性が解決されてなかったりしたのが、私の場合の主な原因だった)

 そうこういているうちに私は Ubuntu に出会った。私が最初に使ったのは 6.06 Dapper Drake だったと記憶している。Linux には珍しくプロプライエタリなドライバも比較的簡単にインストールでき、動作も安定していた。半年ごとにアップグレードして新しいのバージョンのソフトが使えるので、気がつくと Ubuntu ばかり使うようになった。(最近は、また昔のように openSUSEFedora などいろいろなディストリビューションを使ってみている。)

 Ubuntu は半年(6ヶ月)ごとにあたらしいバージョンが出る。他の Linux ディストリビューションにしても Windows に比べものにならないくらいの速さでアップグレードしていく。

 しかも毎日のアップデートもすごい。OS のみならずインストールされたアプリケーションすべてがアップデートしていくのだ。この辺の感覚は Windows ユーザには理解されにくいのではないだろうか。Windows でも Microsoft Update というのがある。Microsoft Office 関連のソフトがOSとともにバージョンアップしていくのだが、あれがすべてのアプリケーションにも適用されるものが Linux にはあるのだ。この開発のスピードの速さは目を見張るものがある。


 Linux は逆に不安定だ、という人もいる。これはある意味間違いではないのだが、安定しているものは安定している。Debian などは安定版とテスト版、不安定版に切り分けされている。他のディストロでも運用次第で安定に運用できる。逆に Windows は安定しているのだろうか。うちの職場ではグループウェアの都合で InternetExplorer は 7 に限定されている。IE8や9では動作保証しないというのだ。Windowsでも不安定な(サプライヤが動作保証しない、と言ったほうがよいか)ものもある。

エラーメッセージを検索する

 最近は少なくなったが、ときおり原因がよくわからない不具合が起こる時がある。そのときは私はよくエラーメッセージをメモして(コピーして)、その言葉でウェブ検索して解決策を見つけてきた。これは他の方もよくやることだろう。これで大概の問題は解決できるはずだ。

 特に英語で検索するとより良い解決策が見つかることが多い。英語が苦手な方もいるかもしれないが、エラーメッセージには文学的表現や難しい構文も使われていないので、辞書や自動翻訳で何とかなるとは思う。英語を恐れずに探してみてはいかがだろう。


 本当はシステム内のエラーメッセージを読んだほうが良いのかもしれない。Linux ではあれば大概、/var/log にログファイルがたまっている。どれが該当するログなのかわからないとき、私はよくファイルのタイムスタンプ(作成時刻)に注目する。新しいログに起こったばかりのエラーが記憶されているからだ。

コミュニティに参加する

 使っているディストロのユーザー・メーリングリストに登録すると良いとも思う。自分と同じような悩みを持っている方もいる場合があるからだ。他人がした質問への答えが参考になる、ということも何回かあった。これは是非おすすめしたい。

 また ML を購読しているとたまに注意を受ける質問もあるのだが、どういう質問が避難されるのか、というのも薄々わかってくる。基本的にトラブルが起こったときに、その起こった状況を客観的に示せるようなデータの提示がない質問はダメ出しされるようである。


 それから私の場合、いつも無料でオープンソースなものを使っていると若干後ろめたさを感じることがある。そんなときは少しではあるが何かコミュニティに貢献してみようと思うことがある。実際は大したことはできないのだが、以前自分の持つネットブックにあるディストロをインストールしてその動作状況をレポートしたことがあった。また何かレポートしたいと思っている。


 ネットだけではなくオフラインで、実際にユーザに会ってみることも非常に勉強になる。首都圏であれば「小江戸らぐ」はおすすめである。私のような初心者でも歓迎してくれる。
 私は実際に操作しているのを見ていて、コンソールでコマンド入力する際 Tab キーでカレントディレクトリのファイル名が補完されることに気づいた。何気ないことに驚いたり勉強になったりすることがある。

そもそも初心者とは?

 6年というとかなりの長い時間だが、私はいまだにわからないことだらけだ。いまだに初心者。海外の掲示板でも 'I'm a newbie' という言葉をよく目にする。思いはおそらく私と同じだろう。
 でも永遠に初心者の域を出れないような気もする。知れば知るほど未知の部分が広がるからだ。しかし初心者にしても始めのころとは違う。多少は知識・経験の蓄積もある。

 もちろんオフ会などに行くと決して初心者ではない、その道のエキスパートに多数出会う。しかし彼らも彼らなりにいろいろと問題に立ち向かっているようだ。

 絶え間ない研鑽。誰にとっても決して終わりはないのだろう。その意味で誰もが初心者同然かもしれないし、すでに初心者ではないのかもしれない。
 いずれにしても今後は私はなるべく初心者という言葉を使わないようにしたい。(本エントリーのタイトルにおもいっきり入ってますが。)