11日(土)は小江戸らぐの勉強会であった。久しぶりに上京。たまに行く東京は面白い。
ここ数日、佐々木俊尚氏の『電子出版の衝撃』を読んでいた。
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 新書
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私は佐々木氏のブログやツイートをよくチェックするほうだと思うが、やはり本にまとめられた文章は情報量が多いし、読破してはじめて氏の主張がはっきりすることがある。さすがにプロの書き手だと思った。音楽業界との比較で論じるられる昨今の電子出版の動きは非常にリアリティがある。電子出版に興味を持たれる方には必読の書だと私は思った。
この『電子出版の衝撃』の終章近くに東京の千駄木にある「往来堂」という書店が紹介されている。単なるベストセラーを陳列するだけでなく、お客を惹きつける並べ方、品揃えに優れていると佐々木氏がべたぼめする書店だ。私も気になったので上京したついでに立ち寄ってみた。
当日は、他で買い物をしたり、鶯谷の駅から歩いたりとお店を探し出すのに時間がかかってしまい、小江戸らぐの約束の時間が近づいてしまったので長時間店内にいられなかったのだが、たしかに面白いお店だと思った。本好きであれば一度は立ち寄る価値はあると思った。
何より驚いだのはお店の狭さ(失礼)。どんなに大きな本屋かと想像したのだが、お店番がたった一人の、ちょうど駅前の本屋さんのような大きさであった。書棚を見て二度ビックリ。品揃えが他店と全然違う。たしか佐々木氏は「書棚にコンテキストを作った書店」とか表現したと思ったのだが、とにかく買いたくなるような本が並んでいる。私は予算の都合で2冊だけだったのだが購入した。
帰りは西日暮里の駅まで歩いたのだが、商店街も活気があり、私は今まで千駄木周辺は行ったことはなかったのだが、また是非もう一度行きたいと思ったのだった。今度はゆっくりとしてみたい。