田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

バイクをユーザ車検した

 先週バイクの車検(継続審査)をいわゆるユーザ車検で行った。前回はプロにお願いしたので4年ぶりのユーザ車検だ。忘れたことも多かったが思い出しながら何とか無事終了した。簡単にまとめてみる。
f:id:m_yanagisawa:20101111145907j:image:right

メリットとデメリット

 今更だが、「そもそも論」とでも言うか改めてユーザ車検のメリットとデメリットを書いてみる。

 メリットは何といっても安いこと!この記事を書いている時点で、自動二輪の場合は自賠責24ヶ月分保険料13,400円、検査登録印紙代、証紙代、重量税印紙代計の6,700円、あわせて20,100円で車検が完了する。(ウェブ検索すると間違った費用を掲載しているページがある。数年前に自賠責保険代は安くなった。ちなみに地方自治体への軽自動車税はここでは書いていない。)
 車両検査が実際どのように行われるのかがわかる、ってのもメリットに上げてもよいかも。検査官が検査する内容は日常点検項目でもあるので、彼らがどこを見ているかは一般ユーザにも非常に参考になる。


 デメリットは、車両検査に合格したからといって車両整備が完璧だとは限らないこと。プロに頼めば通常車両整備も一緒にやってくれるがユーザ車検にはそれがない。検査終了時点でたしかにその車両は物理的に安全走行可能な状態なのだが、それはその時点のこと。車検有効期間の2年のうちには(新規登録車両は3年ですね)タイヤは減るだろうし、ブレーキパッドもそう、消耗品は徐々に悪くなっていく。エンジンオイルなど交換しなければならないものは「ユーザの責任において」交換しなければならない。日頃の整備を怠ってはならないのだが、車検をパスさせたことで安心してしまいがちだ。私は車検が終わるたびに、このことを思い返している。

 それからデメリットとしては仕事を休まなければならないこと。検査は月曜から金曜までの平日に行われるので。
 今回は仕事の都合で午後のラウンドを予約した。不慣れな人は午前のラウンドを予約すべきである。万が一検査にパスしなかった場合、午前の検査不合格であれば午後にでも再検査を受けることができる。(私の場合、最初のユーザ車検はそうだった)別の日に再検査を受ける場合、若干費用が加算されるらしい(経験がないのでわかりませんが)。

今回の検査の反省

 前述のように今回は初めて午後のラウンドを予約した。(ちなみにユーザ車検では事前の電話予約が必要になる。詳しくはウェブ検索して他のサイトを参考にしてください。)検査不合格をなると別の日の再検査になる可能性があったので、無事終了してよかった。

 私は埼玉県熊谷市の車両検査場で受検したのだが、受付する前に入り口付近の建物(おそらく○○協会のような外郭団体の建物)で必要書類、印紙を買ってから受付のある建物に行き、必要項目を記入してから受付した。おそらく他の車検場でも同じような仕組みではないだろうか。私がユーザ車検を始めた頃はまず受付へ行き、申請方法などを聞いてから用紙購入して、その用紙に記入して受付をするというようなことをしていたので、その頃と比べても随分とユーザ車検慣れしてきたな、と自分で思っている。

 ただし今回失敗したのは車検場到着時に積算距離計をチェックしなかったことだ。少し前から車検証に積算距離が記載されることになった。オドメーターを逆回しするなどの不正改造を防ぐ目的だろうが、検査申請用紙にその積算距離を記入する必要がある。今回うっかりそれを忘れていた。申請書記入時に気づいたので一旦外の駐車場に出て自分のバイクの積算距離をメモしてまた再度建物内で申請作業をするという二度手間になってしまった。次回は積算距離のチェックを忘れないようにしよう。(なお、車両検査時にも積算距離をチェックされるので、あまり早くチェックするとズレが生じる。車検場で当日に確認するしかない。)

 熊谷の車検場は工事中であった。そのせいかスピードメータのチェックはなかった。次回は検査場も新しくなるだろうから実施されるかもしれない。

R100GSユーザの方へ

 私のバイクは BMW R100GS。 大型オフロードバイクゆえ、光軸検査が鬼門である。走行時の振動で2年後の車検時には必ずといって良いほど光軸がズレている。初めてのユーザ車検では光軸検査が不合格だった経験があるので、それ以来、車検前に検査場そばのテスター屋さんで光軸検査を受けることにしている。検査代は1,600円。オンロードバイクにはあまり必要ないかもしれないが、大型オフローダーの方は事前に検査されることをおすすめする。

 それから私のような前期型のR100GS(通称丸目)の光軸調整機能は非常にプアである。上下の調整ができるだけで、左右は「ハンドルの位置」にかかっている。この辺のノウハウはテスター屋さんが伝授してくれると思うのでユーザ車検の方は是非利用されたし。

 なお、正規ディーラーの方から教えてもらったのだが、R100GS(丸目)で受検するときはヘッドライト周辺の前カバー(通称お面)を外して受検すると良いだろう。テスター屋さんでも光軸調整がやりやすい。(実際ライト表面をコブシて軽くたたいて調整していた)部品を外して検査を受けると怒られるのではないかと思っていたが、一度も指摘を受けたことはなかった。


 それから実を言うと私のR100GSはオイルのニジミがひどい。ガスケットが一部劣化しているのだが、エンジンを分解しないと交換できない場所だったりするので放っておいてある(日常オイル量には気をつけている)。車検前に念入りに洗車しておくことも私の場合は必須項目になっている。

 大体4年に一度、ストップライトの球が切れる。今回もそうだった、車検の直前に気がついて交換したのだが(以前も経験しているので電球をストックしてある)、ひょっとしたらワット数の指定が間違っているのかも。12Vで21/5w を使っていた。次回は23/8wを使ってみたい。(マニュアルがないのでちょっと困っている)