Google というのは私にとって不思議な存在だ。全般的に好印象を持っていたのだが、ストリート・ビューを導入した頃からその活動に疑念を持つようになった。はたして evil でないと言いきれるのかと。
一時期ブラウザのデフォルトの検索サイトを Bing にしたり Baidu にしたりしてみたのだが、どうもしっくりこなくて、気がついたら元の Google を使っていた。
私のようなユーザが反対したこともあって Google ストリート・ビューは今では一部の都会の風景を収めただけに留まっている。私はこれでよかったと思う立場にあったのだが、内心少し残念に思わないわけでもない。
そんな折、偶然に気がついたのだが、ストリート・ビューによって収録されていない地域でもかなりの写真が場所に関連付けられてアップロードされている。うちの近所でも結構写真があったのでちょっと驚いた。
これならば機械的に沿道の風景を取り込んでしまうストリート・ビューよりもプライバシーが問題となる場面が少ないだろうし、自分も参加できるな、と思ったので、昨日から自宅そばの名所旧跡の類を写真に収めてアップロードしてみている。まだ始めたばかりなので Google Maps には載ってないが、審査が終わればそのうちに載ることだろう。
正確には撮った写真のデータを Google アカウントで Picasa のアルバムへアップロードし、その後に Panoramiio にも載せている。ひょっとしたら Picasa だけでも Google Maps に掲載されるのかもしれない。
私の撮った写真は大した価値がないかもしれないが、より多くの人に利用してもらいたいので、非商用で二次利用可能なクリエイティブ・コモンズの設定にもしてみた。
いつか自分の写真が何かの役にでも立てば嬉しい。
昨日一日、バイクで地元の写真を撮りまわっていたのだが途中で面白い話を聞いた。あとで記事に書いてみたい。
ちなみに下記のアルバムが私の撮影したものである。