普段は畑や水田と住宅が混在するのどかな地域に住んでいる。自動車通勤をしていて滅多に電車には乗らない。昨日は久しぶりにさいたま市へ出張であった。さいたま市は都心からみれば都会ではないのかもしれないが、私のようなものから見れば十分に都会だ。
慣れない電車に乗り、失態を演じてしまった。
大宮駅で京浜東北線に乗り換えたのだが、階段を降りてすぐに車両に乗り込んだ。妙に空いている。通勤時間帯なのに全くすし詰め状態ではなく、立っている人もまばらだった。
朝からラッキー、と思っていたのだが、何だかおかしい。やたらと若い女性が多い。何となく服装もスカートの方が多い気がした。
大宮駅は始発駅なので車両がしばらく停車していた。まだ発車する前であったのでおかしいと思って外に出てみた。やはり「女性専用車両」であった。
気がついて他の車両に移ったので事なきを得たが、あのまま発車したらどうだっただろう。想像するだけでも恐ろしい。
他の車両に移ったのだが、案の定、すごい混みようであった。通勤時間帯にあれほど混雑に差があるとやはり男性客からは不満が出るのは不思議ではないだろう。痴漢被害を考えると私は仕方がないとは思うが。
田舎者が女性専用車両と一般車両の両方に乗って考えたことなど。
- 女性専用車両に男性が何人かいた。(多分男子学生だっと思う。男装ではないとは思う。私は気がついて車両を移ったのだが、彼はどうなったのだろう??)
- 一般車両にも女性がいた。(当たり前か。でも女性車両のすぐ隣の車両に女性が乗っていたのは意外な感じがした。)
- あくまで私の印象だが、女性車両の客の平均年齢は一般車両のそれよりかなり低い気がする。(つまりは女性車両のほとんどは若い(あるいはそう見える)女性であった。)
- 女性車両の女性のスカート率が非常に高い。私の視界に入った方は全員スカートだった。
- 一方、一般車両の女性はズボンというかパンツ着用の方が多めのような気がした。今になって冷静に思い出すと、女性車両の客はフリルのついた服装を来ている方が多かったような気もする。ひょっとして女性専用車両に乗る人とそうでない女性のファッションには何らかの差があるかもしれない。女性の心理学関連の方でも研究してくれないかな、とも思った。
自分が心理学系の学生だったら、これはこれで興味深い研究対象になるかな、と思いつつ、混み合う電車を後にしたのであった。