田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

ブレーキとアクセルを踏み間違えた

 よくニュースなどで事故の原因としてブレーキとアクセスを踏み間違えるということを聞くことがあるが、まさか自分がやるとは思わなかった。すぐに気がついたので幸い、何もおこらず事故にならなかった。ハインリッヒの法則によれば重大な事故1件には関連した軽微な事故が29件あるという。私の体験もその軽微なものの一つであろう。

犬に吠えられて知らないうちにパニックに

 わが家の事情から、私のバイクは私の実家に置いてある。昨日は、先週取り付けた BMW R100GS のレクチファイアのグラウンド端子を間違えて取り付けたのでマニュアル通りに取り付け直すために実家のバイクをいじりに行った。こちらはすぐに終わったのだが、実家には亡き親父が飼い始めた老犬がいる。子犬のときに親父が猫かわいがりしたせいだと思うが(この場合、犬かわいがり?か)、よく吠えるダメダメ犬だ。しつけ直そうと何回もやってみたのだがダメだった。特に私が帰ろうとするとどこで察知するのか吠えだすのだ。

 この日もそうだった。私が帰宅しようと車のエンジンをかけた途端、犬が吠えだした。もう日が暮れて、閑静な住宅街の実家に犬の鳴き声が響きわたった。いったん車を前の道に出してから門扉を閉めようと車を降りようとドアを開けたとき、車が後ろへ下がりだした。あ、マズイとペダルを踏んだらエンジンが唸り音を上げて後ろへ下がり出した。アクセルとブレーキの踏み間違えに気づいた瞬間だった。


 幸い、それほどエンジン回転数が上がらなかったこと、サイドブレーキをかけてあったことにより車体がそれほど動かないうちにブレーキをかけることができた。しかし一瞬ヒヤっとした。自分ではそれほど焦っていないと思っていたのだが、自分が気がつかないうちに犬の鳴き声で正常な操作ができないくらいの心理状態になっていたのかもしれない。

 自分ではギア・セレクトレバーを P (パーキング)に入れたつもりが R (リバース)に入っていたようだ。次回から車を離れるときはギア・ポジションをしっかりと確認したい。

なぜ加速が鈍かったのか?

 それから意外と驚いたのは、エンジン音の割には急激に車体が動かなかったことだ。もっと激しく動いていたら私の車は門柱とぶつかっていただろう。周りに人がいなかったことも幸いであった。

 調べてみると後進の方が前進よりギア比が大きい。CVTなのでギア比が一定ではないのだが前進のギア比が 2.441 〜 0.407 に対して後進は 4.226 〜 2.367 である。それから CVT でサイドブレーキを引いていたので若干の滑りが発生していたのではないかと思った。


 本題とはズレるのだが、私の自動車 ホンダ・フィット (2007年式 DBA-GD1)はまもなく車検である。この間しつこいくらいにディーラーから電話がかかってくるのだが、車検は親戚の自動車工場にお任せすることになっている。

 フィットを中古で購入以来、燃費も良く概ね気に入っているのだが、低速時のギクシャク感は気に入らなかった。ジャダーというらしいが。3年前、ディーラーに 1000km点検に持っていったことがあるのだが(中古だが1000km走行以下だった。いわゆる新古車)、「くれぐれもミッション・オイルは純正品を」と何回も念押しされた。

 不審に思ったのだが、今回の件でいろいろと検索しているうちに以下のような記事をみつけた。なるほど、フィットのCVTオイルをめぐってはいろいろと裏話がありそうだ。

フィットのCVTオイル交換(GD1ジャダー対策):Volkswagen Golf and Cats:So-netブログ

 
 おそらく私のフィットのCVTオイルは「賞味期限」が切れた状態なのかもしれない。それでかえって事故にならなかったような気がする。

 次の車検ではCVTオイルは要交換である。ギア・ポジションには十分に注意しようとも思った。