田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

足利市の人の話

 転勤してそれなりに忙しいのだが、足利のアラジンへ行く機会が増えた。アラジンは度々マスコミにも取材される「日本で最初のコーヒー屋台」である。淹れ方はネルドリップ方式だ。まろやかな香りのコーヒーはクセになる。ネルは管理するのが難しいそうなので、手軽にその味や香りを試して見たい方はアラジンを訪れることをおすすめする。一杯400円。足利女子高校の北西の角に天気の良い日の日没後に出現する。


 私が足利のアラジンへ通いはじめて十数年。今にして思えば通い始めたのは例の「足利事件」が発生した後であった。アラジンで地元の常連客と話す機会があった。悲惨な事件だったので滅多に話題には登らなかったが、それでも当初から「あの捕まった人は犯人じゃないんじゃないか」という話は出ていた。今や「足利事件」は連日報道されているので詳細は省くが、当時私が一番そう感じたのは、菅家さんが逮捕拘留されている時期に隣接する太田市で横山ゆかりちゃん行方不明事件が発生していることを知ったときであった。パチンコ屋で幼女が連れ去られるというのは一連の足利事件と類似している。


 今、足利を訪れて地元の人と話すと、皆さんが心配されていることの一つが「足利事件」という名称である。足利には観光地としても知られている。足利学校鑁阿寺(ばんなじ)を中心とした貴重な歴史的建造物はあるし、あしかがフラワーパークやココファーム・ワイナリーも有名である。観光地として地域には知れ渡っているが、そのイメージが悪くなることを懸念する方も少なくない。

 先日、アラジンで地元の人と「足利事件という他に何か適当な名称はないか」という話題になった。結局代案はなかった。昔はよく被害者の名前を冠した名称が使われたこともあったが、被害家族のことを思うとそれもできない。それに足利事件の場合は殺害されたのは複数である。
 結局は足利事件という名称の他に良い案がない。しっかりと検証されることが望まれる事件であるので、これからもしばしば足利事件の名称が登場するだろう。足利は観光地でもある、というイメージもうまく広まってくれることを、私は足利市民ではないが、願わずにはいられない。


 昨日ラジオで釈放された菅家さんが大豆生田(おおまみゅうだ)足利市長と会ったというニュースを耳にした。そうだ、私は大豆生田さんにもアラジンで会ったことがあったのだった。珍しい苗字で名刺もいただいたと思ったのだが、失礼ながらなくしてしまったようだ。お会いした当時は県会議員か何かをしていたと思った。大豆生田さんは足利市長選へ二回目の挑戦で当選されたと思う。

 私も足利へ通うようになってから長い時間が流れたのだな、と改めて思った。私が通い続けた足利は菅家さんがいない足利であった。今後の展開にも注目していきたい。