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田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

地上で鳴く鳥

 2週間ぶりの散歩に出かける。例によって日の出後に出発した。風はまだ冷たいが、それでも2月頃と比べるとかなり暖かくなった。

 歩き始めてすぐ、自宅のそばの畑でヒバリの声を聞く。でも何だか変。地上で鳴いているようだった。近づくと声が止んだ。通り過ぎるとまた鳴き出した。野性の生き物は警戒心が強い。それにしてもなぜ地上で鳴いていたのか。鳴いているからには雄だと思うが。営巣の時期なのだろうか。


 自宅そばの公園の桜は咲いていた。しかし私が「里山」と呼ぶゴルフ場のそばの、山肌に植えられた桜はまだ開花していない。山の陰で気温が十分に上がらないのかもしれない。桜前線の一端は我が町に停留してるようだ。

 ちなみに私はソメイヨシノはあまり好きではない。華美で派手派手しいが、その開花時期が極端に短い。それをまた良しとする人も多いとは思うが、個人的には短すぎる、と思っている。熱しやすく冷めやすい日本の国民性を象徴しているように私には思えて仕方がない。

 私は柳という字が姓にあるので、学生時代に習った雨月物語の菊花の約(ちぎり)の冒頭が気になっている。

青々(せいせい)たる春の柳 御園(みその)に植うることなかれ
交わりは 軽薄の人と結ぶことなかれ
楊柳(ようりゅう)よく繁りやすくとも 秋の初風に耐えめや
軽薄の人は交わり易くして またすみやかなり

 個人的にはどうも柳の肩を持ちたくなるのだが、桜だってアッと言う間に咲いて散ってしまうのだから軽薄じゃないだろうか。この時期になると、どうも上田秋成さんに文句の一つでも言いたくなってしまうのだ。


 さて、毎年の恒例だが春先、休耕田の薮の中ではキジが鳴いている。都会の人でキジの声を知らない方もいるかもしれない。通常は「ケン、ケーン」と二回続けて鳴く。結構な音量で近くでいきなり鳴かれると飛び上がるくらいにうるさい。キジの鳴き声はウェブでも見つかる例えば下記のサイトなど。

 キジの音声データのページ


 飛び上がるといえば、今日は散歩の途中に5Mと離れていない竹やぶでコジュケイが鳴き出したのにも驚かされた。彼らもかなりの大声だ。今朝の散歩はヒバリといい、キジといい、コジュケイといい、地上で鳴く鳥を多く見かけた(聞いた)。キジの雄が道路を横断する姿も見かけた。大体鳴くのは雄であろうが、雄たちも営巣に忙しいのかもしれない。

 また、そろそろ鳴き方が板についてきたウグイスに混じってガビチョウの声も久しぶりに聞いた。南国出身の彼らは冬の間は鳴りをひそめていたが、暖かくなり復活してきたようだ。南国の鳥がここ北関東でも越冬できるというのも、毎回書いているが、不気味である。