田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

ホテル・カリフォルニア

 子どもの頃、中年を過ぎた大人というのは自分とはまったくの違う生き物のようであった。いざ自分がそうなってみると、昔の大人ほど大人ではないと思う。自分では気が若いというか、子どものまま大人のようになった気がするのだが、若い人から見ればまったくのおじさんである。話を合わせようとしても全然合わない。頭では理解しているのだが、この昔の大人とも違うが若者とも合わないというのは一種、不思議な感覚でもある。


 自分の精神的成長は高校時代で止まってしまったように思える。逆に言うと高校で精神的に完成してしまったとも言えるか。私の場合、大学よりもむしろ高校時代のほうがインパクトが大きい。大なり小なり自分が影響を受けたヤツがまわりにいたような気がする。

 私が出た高校では1年生の夏に臨海学校がある。同級生にかなり変った、早熟な悪友がいた。いろいろと悪いことも教わった気がする。そいつが一晩中、当時世界中でヒットしていたイーグルスのホテル・カリフォルニアをラジカセでかけていた。その影響で私はその曲を聞くと、いつも海辺の夏の夜を思い出してしまう。


 気がつけば私は中年になってしまった。高校時代から大して時間がたっていないような気がするのだが、冷静に見るとかなりの時間がたっていることに気がつきハッとする。以下のビデオ・クリップをYouTubeで見つけたのだが、この2つの映像を見ても時の流れを実感する。後者を最初聞いたときは違和感があったのだが、アコースティックのちょっともの悲しい、渋い音もたまらない。こういうのを良いと感じるのは自分が歳をとったせいでもある。

YouTube - Eagle - Hotel Carlifornia  (タイトルが間違っている。正しくはEaglesだ。)



YouTube - Eagles-Hotel California


 当時、私は妹が持っていたいわゆる少女コミックをいくつか読んだことがあったのだが、当時の吉田秋生先生の「カリフォルニア物語」もお気に入りの一つだった。この曲とは直接は関係ないとは思うが同じような時代だったと思う。また吉田先生の作品も読んでみたいものだ。