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田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

UbuntuからDebianへ

linux

 普段使っているデスクトップPCの OS を Ubuntu から Debian へ変更した。元々は id_Ubuntu さんの「Debian sid(不安定版)を常用する」という記事に影響されてのことではあるが、ここのところ数年間、Ubuntu を使ってきて多少飽きてきたということと、たまたま入れ直した Ubuntu 8.10 が私のデスクトップPC では挙動が不安定なことが続いた、ということがその主な理由でもある。


 私は自作デスクトップPCに Linux を入れて日常のデスクトップとして使っている。主にウェブ・ブラウジングとメールを利用するくらいでプログラミングはほとんどしない。Linuxユーザとしては変わっているほうだろう。(それでも最近は少しずつだが Perl を勉強してはいる) なぜわざわざ Linux を使っているかと言えば、無料で入手できる Linux で少しでも経費を抑えたいためと自己研鑚のためである。

 上記のような使い方であって最新版までは必要ない気もしたので、id_Ubuntu さんのような sid(不安定版)ではなく、lenny(テスト版)を導入してみた。「テスト版」は Debian のサイトにも「不安定版 (unstable) や experimental ディストリビューションほどの危険性はない」と紹介されているし、安定版よりは新しいバージョンのパッケージが入手できると思ったからである。


 二、三日使っているのだが、ソコソコ安定して運用できている。驚いたのは wmv なども普通に再生できることだ。それから Ubuntu と使い勝手も似ているということ(UbuntuDebian を元にしているのだから当たり前だが)。しかし、というかやはりというか、ハマった部分もある。私の Debian を導入した様子を書いてみたい。

Debian のテスト版(lenny)を導入する

 導入方法が複数あるらしいのだが、私は testing の businesscard の iso イメージをダウンロードしディスクに焼いてPCにインストールした。エキスパート・モードでインストーラのミラーを選択すれば「不安定版」も導入できるが、今回はテスト版とした。
http://cdimage.debian.org/cdimage/daily-builds/testing/arch-latest/

Firefox とThunderbid を使う

 前回にも書いたのだが、ここのところシステム再インストールを繰り返しており、"/home" をルート・ディレクトリとは別のパーティションにマウントさせている。Ubuntu で使っていた頃の設定を使いたかったので、FirefoxThunderbird をtar ball から展開して使ってみた。Iceweasel や Icedove でも FirefoxThunderbird の設定をおそらくは利用できるのだろうが、今回はFirefoxThunderbird にしてみた。

 ちなみに、Iceweasel では Google Toolbar をインストールしようとして Google にアクセスするとFirefox を使うように警告が表示されてダウンロードできない。FirefoxGoogle Toolbar をインストールした後にIceweasel を起動するとGoogle Toolbar が使える状態になっている。プロファイルなどを共用しているためであろうか?

VirtualBoxWindows XP をインストールした

 私は Linux ユーザの端くれなのだが、仕事では Windows XP を使っている。うちでも Linux デスクトップに 仮想環境を入れて Microsoft Windows をたまに走らせている。いつもは VMware Server を使うのだが、lennyにしてからどうしても音が出ない。オーディオ・ドライバの設定方法がまずいのだろうが、いろいろと検索しているうちに「VirtualBoxを使えば簡単に解決する」という趣旨の投稿を見つけた。早速 VirtualBox 2.0.6 を導入してみた。”ALSA オーディオ・ドライバ"を指定して追加するとあっさり音が出た。以前 VirtualBox を使ったときは動作が遅い感じがしたのだが、今回は十分に使えるレベルであった。しばらくは VirtualBox を使っていくつもりである。

結局、固定IPを使うために NetworkManager をリムーブした

 仮想環境下の Microsoft Windows と samba によるディレクトリでデータをやりとりしているため、やはりホストには固定IPを振りたかった。Debian の lenny には NetworkManager が入っており、先月に拙日記でも書いた固定IPを振る問題が再燃した。この問題はあちこちの掲示板でも見かけるようになってきた。以下のスレッドの最後の方をみるとNM 0.7 では解決しているようだ。

 Bug #5364 in network-manager (Ubuntu): “Can't use static ip address with network-manager (and thus no VPN connections menu for static users)


 しかし私はテスト版を使っていることもあり、一部のパッケージだけバージョンを上げるのも不安があるので思い切ってNetworkManager を削除してみた。私の場合はデスクトップPCで有線LANを使っているので、NetworkManager がなくてもうまくネット接続できると考えたからでもある。実際に削除してみると /etc/network/interfaces や /etc/resolv.conf で指定したIPで安定して動作するようになった。

 (ちなみにlennyで、NetworkManagerを削除せずに、 /etc/network/interfaces や /etc/resolv.conf にIPを設定して再起動すると、起動が途中の "Starting NFS common utilities: statd." で止まってしまう。control+C でフリーズを回避できるが、当初これにも驚いてしまった)


 具体的には、

$ sudo aptitude purge network-manager network-manager-gnome

とした後、/etc/network/interfaces や /etc/resolv.conf を適切に設定し、

$ sudo /etc/init.d/networking restart

とサービスを再起動した。

若干の違和感

 UbuntuDebian であるのだが、やはり若干使い勝手の違和感は否めない。テスト版(lenny)を導入する際、rootのパスワードの設定を聞かれたのには驚いた。最近の Debian にはデフォルトで root がいるらしい。

 sudoer に自分(最初に設定するユーザ)が入っておらず、設定変更せずには "sudo" が使えなかったことも驚きであった。


 日本語入力も uim というものらしく、私には使いづらく、早速 "SCIM-Anthy" をインストールした。


 徐々にこれらの違和感も緩和していくことだろう。

パッケージの更新

 Ubuntu だとアップデート・マネージャが日々パッケージを更新していくのだが、Debian の不安定版はもちろん、おそらくはテスト版でも、パッケージ間の依存関係には気をつけなければならないのであろう。私は Synaptic や apt-get を使わないようにしている。なるべく tar から paco を使うようにしている。


 実際にはソースからmakeするよりも ”aptitude install …" を使ってインストールすることが少なくない。二、三日使ってみてテスト版でもアップデート・マネージャが更新情報を表示することがあることに気づいた。その際は必ず "sudo aptitude full-upgrade" するようにしている。


 今のところ、大きな不具合は起きていない。私のPCではかえって Ubuntu 8.10 の頃よりも安定している感じがある。

私なりのまとめ

  1. Debian のテスト版はインストールも簡単で、そこそこ安定して使えるようである。
  2. またしても NetworkManager にハマった。
  3. Debian とは関係ないが、VirtualBox は使いやすく設定も簡単だった。
  4. 今のところ不具合はないが、なるべく個々のパッケージのバージョンアップを避けて、"aptitude full-upgrade" するようにしている。
  5. UbuntuDebian の情報はウェブに沢山あって素人ユーザには心強い。