雁屋哲さんの日記を紹介するサイトにはてブコメントをした。ちょっとよく考えずにコメントしてしまったかな、とも思った。
http://b.hatena.ne.jp/m_yanagisawa/20080626#bookmark-9079112
元日記で見落としてた>「団塊の世代の残した遺産を食いつぶしている」/戦後の日本を復興させたのはもう少し上の世代では?団塊は学園紛争に明け暮れ、モラルが低い希ガス。(後略)
元の日記は下記のところ。
続編が書かれるようで読んでみたい。実を言うと私も茶髪の流行は終わると思っていたし、違和感を感じることはある。たしかに似合ってないな…と思う場合もあるし。(もともと金髪の)西洋人からバカにされるのだろうな、というのも理解できる。それでも元記事の表現はちょっときついな、とも思ってしまう。
何よりも先日、近所の畑へ空き缶を投げ捨てた初老の人(おそらく団塊世代)を見かけたので、ちょっとムカッときてしまった。しかし今の60歳頃の方々がすべてモラルが低いわけではない。むしろそんなレッテル張りこそ危険である。ちょっと反省する。
一方、自分自身は雁屋哲さんよりは茶髪に寛容(?)なのは何故だろうと思っていた。
ひょっとしたら、小さかった我が子と一緒に見た『仮面ライダー アギト』のせいではなかったかと思っている。2001年放映当時、主役が茶髪のヒーローものは少なかった。私の記憶では女性キャラクターを除けば主人公の津上翔一を演じる賀集利樹さんが最初だったような気がする。
アギトは非常によくできた作品だと思っている。主人公は茶髪だけではない。過去を記憶喪失で失っているのだが、なんと専門学校生、しかも調理師志望である。料理をし、部屋掃除をまめに行うヒーローというのは彼が最初で最後のような気がする。
最初は「なめとんのか」と違和感アリアリの状態だったのだが、謎が謎を呼ぶストーリーに引き込まれて行った。キャストもよかったと思う。要潤さんがあれほどブレイクするとは思わなかったし、真魚ちゃんを演じる秋山莉奈さんがあれほど色っぽい方になるとは思わなかった。ギルスを演じる友井雄亮さんが引退されたのは残念だった(最近復業か?)。出渕さんのモンスターデザインにも惹かれた。
心理的なモデルの存在って大きいと思う。その後の私の人生の中で茶髪の好人物に多く遭ったこともあって茶髪の人たちすべてが悪いわけではないと思うようになった。
雁屋哲氏のまわりにはたまたまそういう方がいなかったのかもしれない。