田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

田舎住まいのLinuxユーザなのだが

 最近、歳をとったなと思うことが多くなった。大体30歳を過ぎたあたりから「こんなはずでは…」と思うことが多くなってはいたのだが、最近また自分の加齢を意識することが多くなった。でもたまには「老人力」(というにはちょっと早いか)というか老獪というか、年をとるのもそれほど悪くないのかな、とも思い始めている。歳を取ることで、できなくなることは少なくないのだが、また新たに見えてくるものもある。


 数ヶ月前にはてなダイアリーを通して知り合ったfujioiknさんと実際に会う機会に恵まれた。お互い年齢が離れていて境遇はまったく違うのだが、氏の考えには賛同できることがたくさんあった。何よりも「梅田望夫氏に関心を持っている」という言葉にハッとさせられた。私もそうだ。100%同意はできないのだが梅田氏の「好きを貫く」とか楽観主義には惹かれるものがある。インターネットがなかったら私とfujioiknさんのような人間関係は決して構築されなかっただろう。静かに、しかし着実に時代は変化している。

 変化していると言えば、コンピュータを巡る状況もそうだ。私は「ハロウィーン文書」なるものがネットに流れたときに、その真贋を疑った。私はその文書も技術的なことも、何も理解していない素人に過ぎないのだが、以下のような記事を目にして、あぁ、あの予言(?)もあながち間違いではなかったのだな、と思った。

 LinuxやMacはすでに普及している - 狐の王国


 fujioiknさんと会ったときに開口一番、「Microsoftがお嫌いなのですね」と言われ結構ショックを受けた。どうしてわかったのだろう(笑)。ま、少し私の日記をご覧いただければバレバレですか。

 しかし、最近小江戸らぐというグループの集まりに出かけたときLinuxユーザの中にも「Microsoftは嫌いではない。むしろ必要な存在だ」と説く方がいて驚いた。私などは今までの商売のエゲツナサからどうもMSは好きになれなかったのだが、単純に悪の存在とも言えない。いやむしろ多くのユーザからの信頼を得ているのだからそれだけでも十分にすごい存在だ。同じく狐の王国で、Microsoftのサポートはたしかにスゴいことなのだなと気づかされた。

 Linux最大の欠点はサポート期間が短いこと - 狐の王国


 ただ、私はサポートは意識しないLinuxデスクトップの個人ユーザであるので、サポートの期間が短いことに不満を感じたことはない。プロが使うシステムとして、運用するサーバとしてはそうではいけない、ということは十分に理解できるが。たしかにそこにビジネスチャンスがあるだろう。

 逆にLinux(デスクトップ)ユーザの私にとって、最近はMicorosoftのWindowsの変化が緩慢に見えて仕方がない。Linuxは半年ごとのバージョンアップなどは当たり前だからだ。それからMicrosoftはユーザのニーズにうまく対応していないのではないかとも思えてしまう。得に今回のVistaのリリースなどはそうだ。「ハロウィーン文書」でMicrosoftが恐れていたことが起こりつつあるのだろうか。


 私が若かった頃、Microsoftを今以上に嫌いだったし、コンピュータに関する話題から外れるが、時の政権を批判することも少なくなかった。多少歳をとった今は、Microsoftも背負っていることが少なくないのだな、と思うこともあるし、また仕事では管理する側をサポートすることも少なくなくなって批判されることの辛さを多少感じることがある。


 いずれにしても時代は確実に変化している。PCを巡る状況も大きく変化しつつあるのかもしれない。

 ちなみにお金に余裕のない私は当分はLinuxユーザだろう。お金があったらMacを持ってみたいと思うことが多くなったのだが…。
 いや、お金があったらBMW R100GS の修理が先か。いまだにバイク屋から連絡が来ないのが非常に怖い。