客観的な裏付けは何もないのだが、関東北部を仕事やプライベートで行き来することが少なくないので、感覚的に在留外国人が不均一に分布しているような気がする。もうちょっと言うと集まっているところには田舎といえどもかなりいる。すでに20%近くが外国人という町がうちから遠くないところにある。こういうことって意外と都会の人は知らないのではないだろうか。
六本木ヒルズの周辺に外国人がかたまっていても何の違和感のないだろうが、前のエントリーにも書いたが、田舎の市営プールに十数人ばかりいると何事?とちょっと驚く。外国人にいちいち驚く私も相当の田舎者なのだが、21世紀に入って十年立たないうちにこうなのだから、20年、30年後はどうなってしまうのだろうとちょっと不安になる。
ある程度規模の大きい企業が外国人労働者を雇うとコミュニティができ、親戚などが集まり、若者が集まってやがて家族を形成し、世代の再生産が行われる。こうやって徐々に在留外国人が増えつつあるのは容易に想像できる。
こういう傾向は何も日本に限らず、経済的に安定している地域ならば世界中で共通して起きていることだろう。これもある種のクローバル化か。日本ではようやく今頃になって始まったというところか。
田舎では水と油のごとく、日本人と外国人が分かれているが、ずっとこのままで行くのだろか。人口比はかなりの速さで変化するような予感がする。私の息子の上司が外国籍の人ということも起こらないことではないだろう。
なかには日本の国籍を取得する人もいるだろうし、二世、三世の問題もあるだろう。すでに在日といえば朝鮮・韓国人の例があるが、それが徐々に多国籍化している、ということを片田舎に住んでいて感じる。
日本人とは何か。数十年あるいは数百年後にはかなり現在とは変わっているような予感がする。