田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

女性実業家の死

 金曜日に帰宅すると、訃報連絡が届いていた。私の実家の近所の方が亡くなったとのこと。県内の女子大を卒業後しばらく会社勤めをして、いわゆる脱サラでハーブティーとケーキのお店を開店していた方だ。なかなか評判の良いお店だったのに。昔からのお付き合いだったので非常に驚くとともに残念だ。


 彼女は就職された頃から実家を離れていたので、正確に言うと今は近所の方ではない。しかし学生時代はよく挨拶したし、近所のお姉さんといった感じだった。最初は地元で新聞の折り込み広告を作る会社に勤めていたそうだが、仕事でイギリス出身の方と知り合い、ハーブの勉強をしてハーブティの専門店を開いたそうだ。

 彼女が出店した80年代は田舎ではハーブなんてまだ知れ渡っていない時代だった。私も最初ハーブが何を意味するかわからなかった。
 田舎ではあまり新しいものは受け入れられないのが常なのだが、新興住宅地に出店し、都会から移り住んで来られたような人たちの間で評判になり、順調な経営のようだった。独身であったので女手ひとりでお店を起こして営業続けていくことはかなり困難を伴ったのではなかっただろうか。十年近く前にお店を移転して大きくしたばかりだった。

 田舎では彼女のような存在は珍しいので、私は若い女性によく彼女のことを話した。女性一人で経営者として頑張っている人がいると。


 お店の名前はそのイギリスの方に付けてもらったので非常に日本人には発音しにくのだが、印象に残るものだった。そのイギリスの方は女性だったのか男性だったのか、という素朴な疑問があったのだが、わざわざ聞くのも失礼な感じがして聞きそびれてしまった。
 カミさんと結婚した頃はケーキを買いに行ったものだが、引越しとともに疎遠になっていた。あのケーキが食べられないかと思うと非常に残念だ。

 今は彼女の冥福を祈るのみだ。