以前、初めて使ったPCはWindows95だったという大学生に遭って驚いたことがある。考えてみたら当たり前のことなのだが。そのうち「初めてがXP…」というのも珍しくなくなるだろう。ちなみに私はコンピュータのコの字もわからず、先輩から「これからはCP/Mだ」と言われた世代だ。
以下の記事が目にとまった。いつもはてなブックマークにはお世話になっているが開発者の伊藤直也さんてスゴイと思う。
【ITpro Challenge!】「世界を変えられるのはコードだけ」---はてなCTO伊藤直也氏が明かす“ネトゲ廃人”から“なりたかった自分へ”の道のり:ITpro
ま、ネトゲというかゲーム自体そもそも生産性とは無縁で、はっきり言って時間の無駄なわけだが、その時代があって「なんとかしなくちゃ」という気持ちも生まれたのではないのだろうか?無形の影響とも言うべきものがあったかもしれないが。しかしただのゲームオタクになっていた可能性も十分にあっただろう。
それにして現代の子は最初からすばらしいコンピュータが間近にあって羨ましいのだが、逆に考えると不幸でもある。と言うのも昔は機械装置の構造がシンプルだったからだ。Linuxの創始者であるLinusが最初におじいさんからクリスマスプレゼントにもらったコンピュータにゲームが少なかったので自分で作ったという話がある。
- 作者: リーナストーバルズ,デビッドダイヤモンド,風見潤
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私も8086のアセンブル言語で簡単なプログラムを作ったことがあった。(すぐに、よくわからないので飽きてしまったが)仕組みがわからずにブラックボックス化している、というのは非常に不幸でもある。
一般的に教育環境は良いに越したことはなにだが、悪い、貧弱な環境もときには非常に高い教育力を持つこともある(いつもそうではないが)。
気がついたら身の回りに中古のPCがゴロゴロしている。そろそろ長男にPCを与えてみようかと思う。もちろんLinuxでwww
Debian Jr というプロジェクトがある。キャッチコピーは「1 歳から 99 歳までのこどもための Debian 」である。
http://www.debian.org/devel/debian-jr/
なんとかオンボロノートにインストールしてみようと思っている。