田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

CUPS O'NOODLES

 私は愛妻弁当派なのだが、カミさんが忙しかったりすると通勤中のコンビニで弁当を買ったりする。自家用車による通勤なのでそれが楽なのである。

 私が大学生の頃に我が街にもコンビニエンス・ストアができたと記憶している。(そういえば最初はコンビニエンス・ストアとフルで呼んでいたなぁ。convenienceという単語を知ったきっかけだった。)コンビニ誕生により結婚しない人が増えたなどと言われたこともあった。たしかに便利である。最近はお金が引き出せたりする。


 さて、私の最近の昼食はカップ麺であることが多い。安いからだ。同僚で先日カップヌードル・リフィルを使っている方がいた。例の容器が別にあり、中身の麺だけ入れるタイプのヤツである。田舎ではなかなか売っていない。(その方は娘さんが懸賞で手に入れたとか)カップ麺の困るところは容器がゴミとなってカサ張る点である。すぐに職場のゴミ箱が一杯になってしまい(毎日ではなく数日ごとにゴミ捨てをするので)カッコわるいと思っていた。
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 あるとき素晴らしいアイディアに気がついた。チキンラーメンを割ってマグカップに入れて食べるのだ。これならばゴミがあまり出ない。もちろんミニラーメンという製品もあるが、チキンラーメンならそこらへんのコンビニでも売っている。しかも値段もかなり安い。


 チキンラーメンをカップで食べるというのはカップヌードルそのものの源泉でもある。

  カップヌードル - Wikipedia

当時の日清の社長でチキンラーメンの開発者である安藤百福が、紙コップで食べられるラーメンをと発案して作られた。
 (略)
元々は1966年にチキンラーメンの海外進出を目指してアメリカ人バイヤーに売り込んだ際、これらの人々が砕いたチキンラーメンを紙コップに入れ、これに熱湯を注いでフォークで食べていた事がヒントになっているという。ラーメンが丼と箸という枷を逃れて海外進出するための戦略商品であった。なお当時の紙コップはロウを使ったパラフィン紙を利用していたため、売り込みから戻った同社長はホテル内で試したが「紙コップ臭くて美味しく食べられなかった」と後に述べている。

 そういえば海外向けのブランドは CUP O'NOODLES であった。私はどこかで見かけた気がする。(おそらくCMか何か) O'CLOCK や JACK O'LANTERN と同じ OF の省略形 O' が付いていてカッコよいと思っていた。今は海外ブランドも 'CUP NOODLES' となっているらしい。(それしても国内ブランド名が 'CUP NOODLE' とSが無いとはwww)


 「カップヌードル・リフィルにも負けないアイディアだ」と安藤百福が聞いたらバカにされそうなことを考えつつ、当初から海外進出を考えていた安藤氏は偉大だったと思う次第である。

 安藤百福が亡くなったのは今年の1月5日。9日付のニューヨークタイムズは社説で「ホンダのシビックやソニーのウォークマンなどと並ぶ」と紹介しているそうである。