田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

ローテクのバイク

 私は30歳を過ぎてからバイクに興味を持った。一度BMW水平対向エンジン+シャフトドライブに乗ってからは、BMWに没頭している。*1それゆえ私のバイクの知識は非常に偏っている(というかバイク自体をあまり知らない)。


 BMWのバイクは非常に特殊なバイクである。

 私事の話だが、私は子どもの頃プラモデル作りにのめり込んでいた。しかし中学生の頃、憑き物がとれたようにプラモデルに一切関心がなくなってしまった。小さい頃からサンダーバードのプラモデルにハマり、延々と作り続け、最後は第二次世界大戦のドイツ軍をモチーフとしたジオラマなどを作っていた。ジオラマを作って以来その後プラモデルをほとんど作っていない。

 その頃「どうしてドイツ軍のバイクは足元にデッパリがあるのだろう?」と漠然と思っていた。今にして思えばBMW(当時の大人はベー・エム・ベーと呼んでいた。いつからビーエムになったのか)の水平対向のシリンダーヘッドである。

 またスティーブ・マックィーンをはじめとする数々の名優が出演した『大脱走』という映画がある。マックィーンがバイクでジャンプして有刺鉄線を越えるシーンも有名だが、バイク好きが見れば一目でドイツ軍のバイクでないことがわかる。ドイツ軍のBMWは水平対向だからだそうだ。(実際はどうだったのか?BMWは古くから単気筒も作っていたはずだが。この話は私が若い頃勤めていた職場の先輩から聞いたので事実誤認があるかもしれない。映画『大脱走』に使われたのはイギリスのトライアンフだったとも聞く)


 足元に横に飛び出たシリンダーは不格好この上ないのだが、実は非常にスグレモノなのである。私が思うに利点は大きく二つある。

 一つめは縦置きのクランク軸と相舞って独特の低重心の乗り味を醸し出していること。ロール軸が足元にありコーナリングの感覚が非常に楽しい。例えてみれば箒にまたがって地上スレスレを飛ぶ魔女になった気分だ。
 最近のBMWはチェーン駆動のものも増えた。最新のKシリーズではクランク軸も横置きになったとも聞く。私が最新型のBMWに踏み切れない理由の一つである。(最大の理由は価格が高すぎて買えないことwww)

 二つめは整備のやりやすさである。シリンダーヘッドカバーを外せばバルブの開閉を操作するタペットが目に入る。バルブクリアランスの調整が非常に簡単にできる。国産のバイクでバルブクリアランスをまめに調整している人は滅多にいないのではないだろうか。BMWではバルブクリアランスは定期的に調整される。


 おしなべて機械類というのはそうであるが、定期的にメンテナンスを施さないと調子が悪いものである。BMWのバイクは特にその好不調の差が大きい。ほったらかしにしておくと調子が悪い。逆に面倒を見れば、その効果が歴然とわかる。

 週末にMLのT氏と足利のアラジンで会ったのだが(思えば初対面であった)、自分で調整できる(OHVの)エンジンだから安心できる、とのことであった。たしかに仕組みがわかるエンジン、ブラックボックスでない機構というのは安心できるものだ。

 私は以前キャブレターをいぢり壊してしまった。それ以来わがBMW R100GSには油脂類の交換以外は手を出さないようにしていたのだが、T氏の話を聞いて久々に次の休みにはバイクいぢりに没頭してみようと思う。

 うまく行ったらその顛末をこの日記にも書いてみよう。
 そういう記事が書かれなかったら…うまく行かなかったということだww。

*1:最近はKawasakiのツアラーとかBuellに無性に乗りたいと思うときがある。