田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

サマータイム反対!

 今日はちょっと忙しかった。何とか日付が変わる前に帰宅できた。先ほどTVでサマータイム導入案についてのニュースを流していた。私は夏季に北米を旅したこともあり、以前はサマータイム賛成であったが、今は考えが変わっている。サマータイム断固反対である(と私ひとりが反対されても導入されそうな勢いだが…)。


 理由はいくつかある。省エネ効果が期待できるといっても如何ほどのことか不明である。サービス残業は絶対増える(と私は思う)。サマータイムでなくても今日の私は夜中の帰宅だ。タテマエ上の勤務時間終了が1時間早くなり出勤も1時間早くなったらまさに地獄だ。第一、私の知合いには情報関連産業に従事する者がいるのだが、絶対システムトラブルが起こる。小規模のものからおそらくは大規模のものまで。

 最近の日本は情報技術分野でトラブル続きである。社保庁の年金情報の未入力の問題は論外にしても、銀行の合併によるオンラインシステムのダウン、東証のシステムの不祥事、IP電話のシステムダウン等々、枚挙に暇がない。サマータイムが導入されたら必ずや大規模のトラブルが起こることを予見させるような事件事故だらけだ。


 私の知人も言っていたが、これは日本の会社、組織では意思決定機関たる上層部に情報技術に明るい者が不足しているからに違いない。日本では情報技術者=現場労働者である。経営側、為政者は技術者に耳を貸そうとしない。(おそらくは自分の馬鹿さ加減が暴露されるのを恐れてであろう)

 また、たしかにサマータイム制は欧米では定着している。コンピュータシステムなどでは安定して運用できるプログラム等が十分あるかもしれない。しかし、日本は今、格差社会が進行している。優秀な技術者がいる会社ならば何ともないかもしれないが、小規模の事業所などではトラブルは十分に起こり得ると思う。それが連鎖的に発生したら…大きなダメージにならないとも限らない。

 ま、私がいろいろ書いたところでゴマメの歯軋り、近々サマータイムが導入されるであろう。もしそうなってトラブルが発生したならば「それ見たことか!」とこの記事を紹介しよう。もし、トラブルが起こらなかったら…そっとこの記事を削除しておくかww

 とにかくサマータイム導入反対。ちなみに検索サイトで以下の記事を見つけた。ちょっと笑える。
http://blog.livedoor.jp/ota416/archives/23569121.html


 サマータイムは欧米では多数派(常識)かもしれない。しかし欧米と同じことがいつも良いとは限らない。イスラムの国々を見よ。イスラム暦は1年が365日ではないが、普通に暮らすことができる。焦って欧米並みになどと考えなくてもよいではないか。

 上記のニュースでは小泉前首相首相の映像も流れていた。小泉首相(当時)は「(サマータイム制を)やるならば、やりたい人がやればよい。(会社なり組織なりの)自分の時計を1時間進めればよい。社会全体がそうする必要はない。」

 実に単純明快。

 まず隗より始めよ。サマータイム導入賛成の人が時計を進めれば良いではないか。それで十分である。