田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

耳垢の思い出

 昨晩、小学校低学年の愚息が風呂上がりに耳掃除をしてほしいと言ってきたので、掃除してやった。気持ちよさそうにしていたが、彼の耳掃除で失敗したことがある。


 昔、理科の時間に、人間の耳垢は乾燥しているタイプと湿っているタイプの二種類あると聞いたことがあった。まさに我が家がそうである。私は乾燥型でカミさんは湿潤型である。息子は父親に似て耳垢が乾燥していて、娘は湿っている。
 結婚当初、カミさんが風呂上がりに綿棒を使っているのを見て、それじゃ耳垢が取れないでしょ、と思ったのだが、上記の理科の時間に聞いた話を思い出した次第だ。


 私は耳垢が乾燥して耳の管面にこびり付いてしまうので、竹製の小さいスプーンのようになった耳垢取りを愛用している。あれで垢を掻き出す感じが大好きである。

 息子、娘が幼児だった頃、娘は綿棒を使うと褐色に変化するくらいによく垢が取れたのだが、息子はなかなか取れない。ある日、息子の耳垢が私のに似ているので、私が使っている大人用の竹製の耳垢取りを使ったら、耳の壁面に傷がついたらしく出血をしてしまった。息子は泣きだし、血はなかなか止まらず、カミさんから大目玉をくらってしまった。

 世のお父さん方、小さいお子さんに大人用の耳かきを使うのは止めましょう。(<そんな人はいないか)


 さて、話はそれで終わらなかった。これに懲りて息子の耳垢取りは、しばらくカミさんが綿棒を使って行っていた。しばらくした頃、息子が幼稚園から帰って、耳がよく聞こえない、と言う。どうしたのかと思ったら、ナント耳垢で耳の穴がふさがっていた!

 いつも風呂上がりに、乾燥した耳垢がやや吸湿して柔らかくなった状態で綿棒を使ったものだから、取りきれない耳垢が残り、徐々に耳の奥にたまり、乾燥して硬くなり耳の穴全体を塞いでしまったのだ。


 耳鼻科のお医者さまに連れていき見てもらったのだが、その治療法が面白かった。毎晩、塞がっている耳の穴にスポイトで水を垂らすように言われたのだ。一週間、それを続けると耳垢の塊が柔かくなるそうで、その後、吸引機で耳垢を除去してくれた。まったく耳掃除も方法を間違えると大変である。


 そんなことがあって、私はしばらく息子の耳掃除をしなかったのだが、先日思い切って(カミさんの目を盗んで)息子の耳掃除を竹製の器具を使ってやってみた。力加減を慎重にやったのだが、さすがに小学生ともなると耳の内側が丈夫になるらしく出血はしなかった。


 私の知人で数年間、米国を旅して回った方がいる。80年代の米国内では竹製の小さいスプーン状の耳かきを見つけることができず、耳垢が乾燥型の彼は困ったそうである。欧米人には湿ったタイプの人がほとんどだそうでそのせいかもしれない。私も同じなので、その気持ちはよくわかる。しばらく掻かないでいると耳がこそばゆい感じになるのだ。

 以前、DJのピストン西沢さんが、大音量のコンサートなどの後は耳垢の量が増えるという話をラジオでしていた。本当かな?


 父親に耳掃除をさせられることを非常に恐がっていた息子であったが、最近は母親がいないときに私に耳掃除を頼むようになった。親子って似るものだな、と妙に感心する最近である。