田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

『スター・ウォーズ』は民主主義を否定する物語

 私は『スター・ウォーズ』が大好きである。おそらく私にとって初めて前売券を買って見た映画であった。一作目(エピソード4)が封切られたとき私はまだ高校生だった。エピソード3がロードショウされたとき、長い旅がようやく終わった感じがした。しかし原作は9部作と言われる。ジョージ・ルーカスは作らないと言っているようだが、きっとエピソード7〜9が作られることを期待している。

 ところでブログを漁り辿っていって、id:finalvent氏が「極東ブログ」の『ウェブ人間論』の書評中で、『スター・ウォーズ』は民主主義を否定する物語だと語っておられることに気がついた。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/12/post_a97b.html

 誰か語ったことがあるだろうか。『スター・ウォーズ』とは民主主義を否定する物語なのである。特に、後から作成されたエピソード1から3の主要なテーマは、正統な民主主義が悪を生み出すことであり、この映画は、悪を暗殺する集団を是とするとんでもないサブリミナル効果を持つ。この悪に明確に歴史のイメージが背負わされているのは悪とされる人々のゲルマン的なコスチュームからも容易に推察できる。もっと簡素に言おう、この映画は、民主主義を含め、現在世界の体制を生み出す全ての機構はある絶対的な正義によって転倒しうるという強い情念を植え付ける。それは仕組まれたサブリミナルのメッセージというより歴史の限界性が自然に生み出したものかもしれないのだが。その感性がヒューマンな快感として、そして技術と結合して語られる。ハイデガーよ永遠に眠れ(参考


 えぇそんな…と反論を言おうとしたがグウの音もでない。まさしく御指摘の通りであるからだ。私も「現在世界の体制を生み出す全ての機構はある絶対的な正義によって転倒しうる」というアイディアに快感を覚えるのだろう。


 ダーズベイダーに父だと名乗られたルークの心境である。今週末はスターウォーズでも借りて見よっかな…。