田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

若者のクルマ離れ

 私は田舎暮らしであり、都会での勤務ではないので、そもそも「都会の若者」に接する機会がほとんどないのだが、ニュースによれば都会の若者を中心に「車を欲しいとは思わない」層が増えているそうだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/3066992/

首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)在住の若者=M1・F1層の「クルマ離れ」の主な要因は、「経済的理由」、「都市部固有の要因」、「趣味の多様化」であるとの調査・分析結果が得られた。

若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1総研(Media Shakers運営)は、第2回分析レポート『若者のクルマ離れに関する検証』を発行した。M1層・F1層とはテレビ視聴率集計区分で、男性20−34歳をM1層、女性20− 34歳をF1層と呼ぶ。

「車を欲しいと思わない」M1・F1層の理由
1位…今の生活では特に必要性を感じないから(74.1%)
2位…車の維持費・税金が高いから(52.0%)
3位…他の交通機関で事が足りているから(51.9%)
4位…車以外のものにお金をかけたいから(43.9%)
5位…車本体を買う金銭的余裕がないから(36.9%)

(以下略)

 私のブログでは私の趣味である車やバイクの話題が中心でもあり、個人的にクルマやバイクが大好きなので、残念なニュースだ。また自動車産業は日本の主要な産業の一つであるから、この国の将来にも大きな影響を投げかけるものだとも思う。しかし、一方では、そのクルマ離れの原因の分析結果を見れば、もっとものことだなと思う。もし私が都会に住んでいて、私が生まれた時代よりも後に育っていたら、きっと同じように思うに違いない。


 以前にも書いたが私はよく群馬県で買いものをする。なぜかというと埼玉県北部にはあまり広大な駐車場を備えた大型店舗が少ないからだ(最近は少しずつ増えているようだが)。

 私は少しだけ米国東海岸の郊外型のショッピングモールで買いものをした経験があるのだが、駐車場の広大さに驚いたことがある。米国のものと比べると日本のモールは小型と言わざるを得ないが、それでも旧新田町(現太田市)のジョイフル・ホンダや太田市のイオンなどは駐車場がかなり広い。後者は混雑時遠くの駐車場に回されると本館に辿り着くまで結構歩く。まるで米国のモール並だ。


 長々と書いたが、要するに田舎ではクルマは生活の一部だ。クルマなくては用がたせないことが沢山ある。田舎では若者のクルマ離れは置きにくいのではないだろうか。これも都会と田舎の格差か。

 しかし、それでは日本の自動車産業は将来も安泰かといえば、そう簡単な話ではないだろう。というのも(個人的な間隔で統計をとったわけではないが)新車に乗る若者をほとんど見ないからだ。

 それからシャコタン、社外品マフラー装着のスポーツカー、スモークのセダン・外車がめっきり減ったような気がする。これも若年層の趣味嗜好の変化、あるいは低所得化が影響しているのかもしれない。その意味では都会の若者のクルマ離れとリンクする部分があるのかもしれない。


 余談だが、関東北部では、ちょっとノーマルとは違うクルマは、最近は在日外国人、特に南米出身者のものが多いような気がする。彼らのクルマは大体、独特の波模様のステッカーがついていることが多いので、なんとなく識別できる。個人的にはお洒落な雰囲気な改造が多く、私は好きだが。