今日、帰宅途中、HondaのAfricaTwinを見かけた。私が以前乗っていたバイクである。750ccのオフロードバイクである。デュアルヘッドライトが結構高い位置にあり、すれ違ったとき自分が以前乗っていたモデルにも関わらず「変わったバイクだな」と思ってしまった。
そういえば私が大型バイクの免許の取得を目指したのもビッグオフに乗りたいがためであった。当時(約10年前)はHondaのAfricaTwinやTRANSALPだけでなく、YAMAHAにはTenere*1やSuperTenere、SuzukiにはDR800、Kawasakiには(私は実車を見たことがないのだが)Tengaiなんてバイクもあった。
しかし今やこの手の日本製バイクは形(なり)を潜めた。逆輸入のリストにもない。やはり「廃れた」としか言いようがない。なぜ急に廃れてしまったのか…。
(注:この項目は昨晩書いたものですが、改めて7月4日付けで編集しなおしました)
自分なりにビッグオフバイクの衰退の原因を考えてみた。
- 排気量が大きいと車重も重く、軽快にオフ走行ができない。
- 車両価格も高めなので、バイクを「こかす」ことに慎重になる。
- オフ指向が強いのでオンロードでのコーナリングはイマイチ。
- 結局、思いっきりオフ走行やオン走行ができず、どっちつかず。
…とまぁ、こんなところだろうか。(3.は想像です。私自身そんなにコーナリングがうまいわけではないので) いずれにしろ日本のメーカが作らないのは売れないからだろう。ヨーロッパのメーカは、わがBMWをはじめ、いくつかのメーカで生産している。おそらくは欧州あるいは米国あたりでまぁまぁ売れるのだろう。
狭い日本にはビッグオフを生かせる長距離ダートが無い。
これが一番の衰退の原因かも知れない。
ところで、このように日本ではすっかり見向きもされなくなったビッグオフバイクに私はこだわり、乗り続けている。それは以下のような理由による。
- タンクが大きいので長距離巡行に向いている。
- サスが軟らかめでポジションも立っていて非常にラクチン。
- 意外に速い(ただし高速道路)
- あまり見かけないので目立つ!(←ほとんど自己満足)
3.のようなことを考えているから略式起訴されてしまうのですね。現在は安全運転を心がけております(>関係者各位)。
しかし何と言ってもビッグオフは男のロマン! これに限るのかも。一度だけ林道でAfricaTwinを駆る女性を見かけた。超カッコ良かった…。もちろんビッグオフは女のロマン!とも言えるでしょう。
まとまらなくなってしまったが、私は誰が何と言ってもビッグオフに乗り続けるであろう(多分)。
*1:たしか2つめのeにはアクサンテギューが付く。砂漠の名前である。