週末が仕事だったり、毎朝(毎晩)氷点下だったりしているので、最近ほとんどR100GSに乗っていない。2週間くらい前に乗ったとき(その頃はまだ氷点下ではなかった)とうとうセルモータが止まりそうになってしまった。バッテリーが弱くなっているのとエンジンが旧式のため粘性の高い鉱物オイルを使用しているので、冬場ではよくある現象だ。(その後、バッテリーは充電した)
以前、私の尊敬するメカニックO氏から教えてもらった始動方法がある。それは、冬場セルで起動前に、(イグニッションOFFで)キックを30回くらい行うというものだ。たしかにこうするとカカリが良い。加えてちょっとした運動なので、ライダーのウォーミングアップにもなる(^^;
最初はキックの運動量によりオイルの温度が上がるためかと思っていたら、「そのくらいで温度があがるわけない」と友人の物理屋に笑われてしまった。
キックによりオイルが動き、シリンダー内壁に油膜ができて摩擦が減る、というのが真相らしい。
真冬の朝、エンジンの始動に悩む方は試してみたらいかがだろう(って今どき、セルキック式のバイクなんてほとんどないかっ!?)