田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

エンジン焼き付け寸前!

もう少しでエンジンが焼き付くところだった。
16日、休暇の最終日に自分でエンジンオイル+エレメントを交換したのだが、あることからボルトの締めつけが完全ではなく少しずつオイルが漏れていたようだ。17日通勤にバイクを使い、近所の踏切で足元から白煙が立ち、オイル漏れに気がついた。(白煙はエギゾーストパイプに漏れたオイルがかかって焼けたものだった)
踏切で気がついたから良かったものの、あのまま走り続けたらどうなっていたかを想像するだけでゾッとする。
昨日は、情けないが休暇を取り、修理をした。なんとか直ったようだ。

原因はオイルクーラーへ分岐する部分のガスケットを使いまわししていたためだ。
日本製のバイクやクルマには少ないのであるが、欧州車、特にBMWのバイクなどはアルミ製のガスケットがよく使われている。ガスケットとはボルトの座金だが、通常の座金(ワッシャー)とは違い、アルミなどのやわらかい金属でできている。ボルトを締めつけると自らが変形してオイルなどの「栓」の役割を果たすようにできているものなのだ。

私が参考にしている「BMW BIKES アーカイブス」でもオイルエレメント交換の際はオイルクーラーボルトのガスケットを用意しろと書いてあった。(すっかり読み飛ばしていた)たまたまあうサイズのガスケットがなかったので変形した元のガスケットを再利用したのだが、もはや「栓」の役目を果たせなかったようだ。
ガスケットは近くのディーラー*1へ買いにいった。ガスケット1枚20円。こんな程度のものをケチって今回の大騒動である。おそるべしBMW motorcycle !

ちなみにオイル交換は、盆送りの後、夕方になって行ったのだが試運転をしたコースにはオイルの滴れた跡が点々と続いていた。わがR100GSは2Lくらいのオイル容量なのだが、昨日は追加で1.5Lくらい入れた。残り0.5Lくらいであったのだろう。最期はオイル警告灯が点いていた。

その後、なんとか走っているので、最悪のエンジン焼き付きだけは避けられたようだが、いろいろと「勉強」になった。今日もバイクで通勤しようと考えているのだが、果たしてどうなることか。

今回の教訓

  1. ガスケットの使いまわしはやめよう
  2. 明るいところで作業しよう
  3. 整備の基本はまず掃除から

わがGSはあちこちでガスケットが痛んでいて、しかもそのほとんどはエンジンを分解しないと交換できない部分である。しかたがってオイルが常に少しずつ漏れてて下回りが泥々なのだが、そのことも発見が遅れた一つの原因であった。
ブレーキクリーナでこびりついたオイルを除去いたので、これでいくらかはオイル漏れがわかりやすくなったと思う。

息子(7歳)にバトンタッチするつもりでR100GSを入手したのだが、この様子だと数年後には廃車かもしれない。orz

*1:群馬県大泉のモトパーク。少額の買い物ばかりですがいつもお世話になっております