田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

雹の被害にあう

昨日帰宅すると、義父が「雹が降った」と嘆いていた。たしかに畑のトウモロコシのほとんどが倒伏している。
農家の最大の悩みは天候である。こればかりは何も手出しができない。

私は県内に勤めている。片道約50分の距離を愛車206SWと供に通勤しているのだが、狭い埼玉県内でも天候が激変することにしばしば出くわす。
昨日の雹もそうだ。わが家がある岡部町は雹の被害を受けたが、隣の深谷市は全然だったようだ。驚くことに路面も乾いている。

上空に寒気があるとこのようなことがよく起こる。気流が乱れ、局所的に天候が変化するので予報屋泣かせだろう。雷三日というので今日も雹が降るかもしれない(嘆)。

「冷たい雨」という気象用語がある。上空で氷として水滴が成長し、降ってくる途中で融けて液体になる雨のことを言う。中緯度帯にある日本では驚くことにほとんどがこの冷たい雨だという。つまり上空で氷または雪なのだ。上昇気流が強いと氷が落下せずに大きく成長する。そうすると融けきれず氷のまま地上に到達する。これが雹または霰である。

どうせなら雪でも降らないかとも思うが、それは無理というものだろう。