田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

タバタ式トレーニング

学生時代に柔道部に所属していた私は、ここのところ地元の柔道連盟の方々のお世話になっていて、行事のお手伝いもしている。柔道界もめまぐるしく変化している。不祥事や死亡事故多発の批判を受けて様々な改革も始まったところだ。指導者資格の改革もその一つ。二十年くらい前は柔道の指導者資格なんて無いに等しかったが、今は指導者養成講座を受講し、試験に合格しないと指導者資格を得られない。また合格しただけではダメで定期的に講習会等に参加して更新条件をクリアしないといけない。

地元の柔連のお手伝いをしていて、うっかり(?)C指導員の資格を取得してしまったので、資格更新講習に参加しなければならなくなってしまった。昨年の資格養成講座に続いての受講だ。

 

今回の講座はほとんど昨年の講座と似ていたのだが、いくつか異なる点もあって個人的にいくつか指導のヒントをもらった。その中で知ったのは「タバタ式トレーニング」だ。最近のトレーニング理論にも私はとんと疎いので帰宅後に調べてみた。20秒間全力で運動し10秒間休憩する、これを8回(計4分間)行うことを基本とするトレーニング方法のようだ。以下のページに詳しい。

nikutai-repride.com

 

昨日から早速初めてみたのだが急にはじめたものだから筋肉痛になってしまった。日頃から運動していない報いだろう(地元の柔道教室では子どもたちに指示するくらいで自分はほとんど動かない)。明日痛みが収まったら再開したい。

 

タバタ式トレーニングを私もやろうと思ったキッカケは先週土曜日にNHKの番組で「血糖値スパイク」なるものを知ったため。番組中の判定テストで私は「リスク高」に判定されてしまったからだ。週3日運動していないことが大きく影響したと思うのだ。

www.nhk.or.jp

 

いきなり筋肉痛になってしまったが30秒8セットならば毎日できそうな気はする。頑張ってやっていきたい。

 

 

 

あぜ道にコンバインが放置

近所の田んぼのあぜ道にコンバインが放置されている。稲刈りの最中に故障して動かなくなってしまったようだ。同居する義父が近所のよしみで稲刈りを手伝ってやったそうだ。

その義父が怒っている。八方手を尽くして農機具屋に電話をかけたのだが、どこも連休で休みのようだった。「稲刈りの真っ盛りなのに休みを取る奴があるか!」というわけだ。

 

私が住む北関東はいわゆる遅場米で今が稲刈りの真っ盛りだ。うちのもそうだが稲刈り用の機械、田植え機や稲刈り用コンバインはよく壊れる。一年に一度しか使わずにほとんど倉庫にしまっておくものだから調子が悪くなるのも無理はない。義父はそれを見越して、使う二三日前からオイル交換や油さし、エンジンを始動してみるなど調子をみてから使うようにしている。それでも故障するときは故障する。

 

聞けばあぜ道に放置されたコンバインは最新式のコンピュータ制御のものらしい。旧式の機械ならば覗き込んである程度の故障の原因を推測することもできるが、コンピュータが相手ではそうもいかないようだ。エラーコードを吐いているようだがメーカーのサービスマンでなければ解読できないようだ。そのサービスにも連絡がつかないのだからお手上げだ。

 

二三の例から一般化するのは無理筋かもしれないが、それにしても義父が問い合わせたうちの近所の農機具販売店さんたち、秋のこの収穫期になにもカレンダー通りの連休をとらなくても良いのではないだろうか。休みを取りたければ12月にでも1ヶ月くらい休みをとったらどうだ。
工場も連休で部品を取り寄せることもできないから休みをとっているのかもしれないが、よく壊れる部品はストックしておくとか、全員ではなくローテーションで数名ずつ休みを取るとか、店を開けておく方法はありそうだが。

 

真相は不明だが、ネットショッピングならいつでも配達される今日このごろ、稲刈りシーズンに故障したコンバインを放置しなければならない現状は情けない。

連休中の田んぼに放置されたコンバインを眺めながら「声の小さなものは無視されるしかないのか」と思わずにいられなかった。

ひとりで美術館へ

 今年度当初に私は転勤したのだが、職場が変わって週末に業務が入ることが多くなってしまった。昨日もそうだったのだが、予想以上に早く仕事が片付いたので前から気になっていた群馬県立館林美術館に行ってきた。意外と気分転換になるというか、気持ちのリセットができることがちょっとした発見だった。

群馬県立館林美術館ホームページ Gunma Museum of Art,Tatebayashi

 改めて思い返したのは、ひとりで美術館へ行ったのはおそらく学生時代以来かな、ということ。私が住む町では小中学校では夏休みの宿題として「美術館レポート」なるものが課せられる。このためここ十年近く、夏が来るたびにうちの子たちの宿題に付き合って美術館を訪れていた。しかし我が子とはいえ、子どもの付き合いで美術館に行くのは少々面倒だ。おとなの私は作品の前に立ち止まってジックリ見る派である。一方我が家の子どもたちは主な作品の説明書きなどをメモするとちゃっちゃと見て回り、毎回のように出口付近で「お父さんまだ〜?」とくる。ゆっくり見ている暇も与えてくれない。

 そんなことを毎年のように繰り返してきたので、子どもたちが義務教育を卒業した今となっては邪魔もなく作品をじっくり見れる事自体が非常に新鮮であった。

 

 また私は関東北部に住んでいるが意外と群馬県、栃木県など我が家からクルマで1時間圏内にも美術館・博物館がある。今回は館林美術館の「再発見!ニッポンの立体」という企画展を見たのだが各地の美術館の貯蔵品を借り受けたようで、これまた充実した内容だった。

 個人的には平櫛田中や鎧武者が現代的なしぐさをしている野口哲也の作品などが強烈な印象だった。

matome.naver.jp

 

 本当はカミさんと一緒に見て回りたい気もあるのだが家事が忙しいとのこと。本当はあまり美術館が好きではないのかも。似た者夫婦というけれど、うちにはほとんどあてはまらない感じだ。

 また気が向いたらふらっと美術館へ行ってみたい。

リバイバル映画で嫌なこと

 この夏「シン・ゴジラ」は私にとっても記憶に残った映画だった。子どもたちは先週末「君の名は。」をみてきたようだ。私にも勧めてくれたが、私は結局代わりに「ゴーストバスターズ」をみてきた。この歳になって一人で青春ストーリーをみるのも気恥ずかしいし、超映画批評でも「今週のおすすめ」になっていたので見に行ってみたのだ。

超映画批評「ゴーストバスターズ」70点(100点満点中)

 ゴーストバスターズの一作目を見た世代としては懐かしく、初代作品のパロディが散りばめられていて非常に面白かった。もちろん最初のゴーストバスターズを見ていない人たちも楽しめる内容だと思う。

 

 今回のゴーストバスターズには初回作品の主役たちがカメオ出演というのかチョイ役で登場している。これが昔のファンにはとても嬉しい。でも見終わってちょっと嫌な気分になっている自分に気がついた。

 当たり前だが皆さん歳相応に老けているのだ。あのオシャレで無責任で女好きなヴェンクマン博士を演じたビル・マーレイなんて白髪ですよ。なんか嫌になっちゃうな、あんなになっちゃうのか、そうか自分も白髪で剥げてきたのも無理はないよね…と何となく自己嫌悪になってしまったのだ。

 そういえばこういう感覚は今回が初めてではなかった。昨年のスターウォーズ・エピソード7でもそうだった。颯爽としていたハン・ソロは銃を持つ手元も覚束なさそうだったしエピソード6でセクシーなボディを披露してくれたレイア姫は…。

 現実は現実として受け止めよう。時計の針は元には戻らない。またこうして銀幕に戻ってきた彼らに拍手をしよう。そしてまた明日から頑張ろう。しばらくしてそう思うようになれた。

 

 実を言えば芸能関係に疎い私は今回のゴーストバスターズを見ていて「あれ一人足りないな」と思ったのだった。そうか前回の主役の一人を演じたハロルド・ライミスさんは2014年に亡くなっていたのか。それが元でこの作品の制作も一時暗礁にに乗り上げたのか。帰宅後にネットで調べてようやく事態を把握した。そういえばエンドロールにハロルド・ライミスさんへの短い弔辞があったと記憶している。

 しかし初回作では酒が好きそうなビル・マーレイや太り気味なダン・エイクロイドよりもハロルド・ライミスが一番健康そうに見えたんだけど、本当に人生はわからないもんだ。

 

 私も健康に気をつけて是非スターウォーズの次回作エピソード8でルークを演じるマーク・ハミルの演技を見たい。ちょっと怖い気もするが、声優としてアニメのバットマンジョーカーも演じたマーク・ハミルがどこまで体型を絞ったか見ものだ。

廃品回収業者の進化

 前回の記事を書いた後、我が家の子どもの受験、私の転勤、複数のイベントのお手伝いなどがあって、すっかりブログ更新をさぼってしまった。定年退職まであと数年なのでこのまま放置しようと思ったが書きたいことがあったので書いてみる。また以前同様不定期に更新でもしようかと思っている。

TVが壊れた。地元のごみ処理センター工事中!

 この春、十年以上使っていたアナログTVが壊れたので(デジアナ変換機を買ってアナログTVで地上デジタル放送を視聴していた)廃棄しようと思っていた。通常であれば買い換えるときに販売店に引き取ってもらうのだろうが、今回は近所の量販店で展示品を安価で持ち帰ってきてしまい、うっかり古いTVの処理を頼むのを忘れてしまった。私は専業農家である義父の家に同居していて田舎の農家の屋敷なので保管場所には困らない。しかしそれでも廃品をずっと転がしておくわけにはいかず夏季休暇の間に処分しようと考えた。

 

 私の住む深谷市は最近、廃棄家電の受け入れを始めた。市のゴミ処理センターへ持っていけば処分してくれるのだ。市のメール配信でそれを知っていたので出かけてみるとごみ処理センターが建て替えのため8月いっぱいは受け入れ中止とのことだった。非常に困ってしまった。

 家電製品やPCは今やユーザがメーカーやメーカーによる団体に連絡してお金を払って該当製品の処分を依頼しないといけない。家電リサイクル法PCリサイクル法の規定による。面倒な上にお金がかかる!ごみ問題や資源の有効活用を考えたら必要な法律だとは理解できるが、それでも一般ユーザーには少しつらい仕組みだ。

 

家電・PC廃棄ビジネスには需要が

 何とかしなければと思っていたら、以前PCの処理をお願いしたことがある東松山市浜屋さんのことを思い出した。さっそく電話して聞いてみたところ、アナログTVでも液晶に傷がついていなければ受け入れてくれるとのことであった。

中古家電買い取り・輸出販売・リユースの浜屋HAMAYA|HOME

PCを廃棄した - 田舎者Yの日記

 

 無事受け入れてもらっておまけに少額だったがお金も手に入れて(浜屋さんが買い取るという形の取引となる)大満足だった。そこで驚いたのは、今回の手続きの際にポイントカードをいただいたことだ。2年前に利用したときはこういうカードはなかった。一般的にリサイクル業者に持ち込み際はよく運転免許証などの身分を証明できるものの提示を求められるが、ポイントカードがあれば次回からの身元審査は不要とのことであった。ポイントもつくし、他の方を紹介していただいたら更にポイントを追加します、とも言われた。よく考えたもんだと感心した。というのも私が浜屋を知ったのも知人からの紹介だったからだ。

 先に書いたように家電製品やPCの廃棄は一般ユーザーにとっては頭の痛い問題だ。何とかお金を払わずに処分したいと考えるのが人の常というものだろう。そこで手っ取り早くネット検索してみるとどうなるか。この記事を書いている時点で「家電 廃棄 ××市」などというキーワードで検索すると山のように廃棄業者がヒットする。しかしよく見るとどこか変。「××市」を変えても同じような業者が出てくるし、第一その検索結果にある会社の所在地を調べると東京や大阪などの大都市周辺だ。とても我が家のそばまで取りに来てくれそうもない。つまりあまり信頼できなさそうな業者ばかりヒットする。この件に関してはネットはあまり役に立たない、と言っても言いすぎでないような現状だ。口コミで宣伝するというのもこの業界ならでは手法ではないか。

 また浜屋さんのようなビジネスモデルは他の地域でもある程度需要があるのではないかとも思う。何しろ家電やPCのは簡単に手に入るが廃棄は「有料」なのだから。

 

 浜屋さんは埼玉県東松山市にある。埼玉県のほぼ中央なので埼玉県にお住まいの方におすすめしたい。関越道東松山ICから車で10分足らずなので都内から車で来る方にもおすすめできる。ただ物によっては受け入れできないものもあるので浜屋のウェブサイトで確認するか来店の前に電話で確認したようが良いだろう。

 とにかく2年ぶりに訪れた浜屋さんがまた大きく変わっていたので驚いてしまった。

 

 

 最後に蛇足。

 浜屋さんは東松山市下唐子にある。私はかつて東松山に住んでいて浜屋さんの裏手を流れる都幾川の冠水橋があるあたりで同僚たちとバーベキューを行ったこともあった。その橋の近くで8月23日に十代の方が殺されて発見されるという痛ましい事件があった。実を言うと私が知る方が被害者と面識があった。いろいろ言いたいこともあるのですが、ここでは控えたいと思います。末筆ながら哀悼の意を表します。

はてなスペースが終わる

 ブログの下書きに溜めておいたので、すっかりタイミングを逸してしまった話題だが、はてなから「はてなスペース」のサービスを2月29日に終了すると正式アナウンスがあった。「そんなのあったんだ」とのコメントも見たが、自分は利用するほうだったのでちょっとショックである。

space.hatenastaff.com

 

 いくつかのスペース(特定の話題に関する掲示板のようなもの)に参加していたし、自分も2つのスペースを管理していた。そこでの出会いもあったりした。なので個人的には非常に残念。
 終了が決まったサービスにアレコレ言っても仕方がないが、もう少しスパムユーザーを排除できる仕組みがあればよかったな、と思ったりもした。

 

 一方、「はてな匿名ダイアリー」ははてラボで正式サービスではないベータ・バージョン扱いながらも「増田」の愛称で今でも盛んに利用されている。まったく何が受けるかわからない。
 増田は今後もその仕様からも、はてラボのままでいるんだろうなと想像している。

 

 Evernote の「5%問題」というものがある。IT関連サービスは変化が激しく自らも常に開発を続けていかなければならない、しかし機能などが肥大化するとユーザーはその5%くらいしか使わない実態に陥る。しかもその5%の機能はユーザーによって異なる。コストの面からも機能をカットして開発費を削減しなければ会社自体がもたなくなるのだろうけど、それが難しい、といったところか。

Evernoteを苦しめる「5%問題」は本当に取り組むべきことを照らす道しるべになる - GIGAZINE

 

 はてなも似たような状況なのかもしれない。しかし比較的うまく(?)サービスをカットしてきたのかもしれない。はてラボの「終了サービス」を見ると「そういえば、あったな」とか「こんなのあったっけ」と思うものがある。

はてラボ

 

 とりあえず、はてなさんも上場されたようでおめでとうございます。一介のユーザとしては株式会社はてなが末永く続くことを祈っています。